中國(guó)観光研究院と攜程旅遊網(wǎng)のビッグデータ連合実験室がこのほど発表した「2018年中國(guó)人観光客海外旅行ビッグデータ報(bào)告」によると、2018年も中國(guó)は世界最大の海外観光客の送客國(guó)の地位をキープした一方で、海外旅行は個(gè)人化の流れが明らかで、自由旅行、オーダーメイド旅行、グループ旅行などが急速な伸びを示したという。「経済日?qǐng)?bào)」が伝えた。
同研究院は、「2018年に、中國(guó)は1200億ドル(1ドルは約110.5円)の海外旅行消費(fèi)を達(dá)成し、一人あたり平均海外旅行消費(fèi)額は約5400元(1元は約16.5円)に上る見込みだ。観光産業(yè)は中國(guó)の経済成長(zhǎng)を牽引する重要なパワーとして軽視できないものになり、世界の経済成長(zhǎng)にも新たな活力を注入した」との見方を示した。
攜程の海外旅行データによると、18年に攜程旅遊網(wǎng)の予約プラットフォームを通じて海外の団體旅行、自由旅行、オーダーメイド旅行を申し込んだ人の平均消費(fèi)額は5500元で、質(zhì)の高い海外旅行のためならより多くのコストも惜しまないという消費(fèi)者の傾向がうかがえる。
攜程の海外旅行専門家によると、「18年に中國(guó)の海外旅行は『消費(fèi)高度化』の段階に入った。旅行者は支出を増やし続け、より質(zhì)の高い旅行商品を買い求めた。また観光中心の旅行から深い體験を味わう旅へと変わってきている。18年に攜程の海外グループ旅行を申し込んだ観光客は前年の4倍に増えた。攜程のオーダーメイド海外旅行ニーズの増加率は150%に達(dá)し、一人あたり消費(fèi)額は7800元だった。現(xiàn)地ガイドを申し込んだ人が同200%以上増加した」という。
データによると、80後(1980年代生まれ)は財(cái)力と體力を兼ね備えているため、引き続き海外旅行の中心層であり、全體の29%を占めている。ただ、18年には90後(1990年代生まれ)が70後(1970年代生まれ)を超えて海外旅行の擔(dān)い手になりつつある動(dòng)きがみられ、全體のうち18%を占めた。若い人の間で、特に90後と00後(2000年代生まれ)の間で「思い立ったらすぐに出かける旅行」が流行っており、ネットで自由旅行商品を選び、気に入った飛行機(jī)の便やホテルを組み合わせてお得な価格で旅に出る。予約から旅行當(dāng)日までの時(shí)間がどんどん短くなり、旅行中に観光地のチケット、レンタカー、日帰り旅行を予約する人もいて、海外旅行はますます個(gè)人化している。
「消費(fèi)高度化」は海外旅行の基調(diào)をなしている。18年に攜程の4?5ダイヤクラスの団體ツアー商品を申し込んだユーザーは全體の82%を占め、17年に比べて2ポイント上昇した。3ダイヤクラスを選んだ人は18%にとどまった。前出の専門家は、「これまでのような観光バスに乗って眠りこけ、目的地に著くとバスを降りて寫真を撮り、店に入ればひたすら買い物をするだけの旅行と異なり、今の海外旅行客は體験によりお金を使いたいと考え、食事、ホテル、移動(dòng)、観光體験など各方面で高い品質(zhì)と個(gè)性を追求している」との見方を示す。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年3月21日