豊子愷の「月上柳梢頭(月は柳の梢頭に上り)」

長(zhǎng)い歴史をもつ中日のアニメ?漫畫(huà)交流

今回の展示の企畫(huà)顧問(wèn)で中國(guó)美術(shù)家協(xié)會(huì)アニメ?漫畫(huà)蕓術(shù)委員會(huì)の副主任、広東省アニメ?漫畫(huà)蕓術(shù)家協(xié)會(huì)の金城主席は取材に対し、今回の「中國(guó)アニメ?漫畫(huà)の日本ツアー」展示イベントの名稱を「水墨アニメ?漫畫(huà)」と命名しているのは、中國(guó)のアニメ?漫畫(huà)が海外へ進(jìn)出していく過(guò)程で、はっきりとした文化的なシンボルが必要だからだとし、「『水墨』以上にはっきりとしたシンボルはないと思う。人々に理解されやすく、異なる意味でとらえられるようなこともない。それに日本人は中國(guó)の水墨畫(huà)をとても崇め尊んでいる。ただ今回の全ての作品が水墨漫畫(huà)やアニメというわけではなく、水墨蕓術(shù)の中から生まれた中國(guó)スタイルを際立たせている」とした。

中國(guó)のアニメ?漫畫(huà)作品は時(shí)代の発展に伴い、水墨蕓術(shù)から現(xiàn)代の科學(xué)技術(shù)まで、連環(huán)畫(huà)から漫畫(huà)まで、そして挿絵や絵本に至るまで、その蕓術(shù)表現(xiàn)のスタイルが日に日にバラエティーに富んできており、異なる表現(xiàn)スタイルの優(yōu)れた作品が次々と登場(chǎng)し、しかも中國(guó)の優(yōu)れた伝統(tǒng)文化が常に中國(guó)のアニメ?漫畫(huà)蕓術(shù)に盡きることのないインスピレーションを與え続けている。

金城氏は、「歴史的に見(jiàn)ても、中國(guó)の古い世代のアニメ?漫畫(huà)蕓術(shù)家は唯一無(wú)二の民族的要素とアニメ映像を組み合わせ、人々を感嘆させるようなシーンを作り上げ、作品においてその蕓術(shù)性とイマジネーションを披露してきた。この過(guò)程を経て、中日両國(guó)のアニメ?漫畫(huà)文化の交流は『妙なる調(diào)べ』を奏でてきた。中日両國(guó)の古い世代の蕓術(shù)家の付き合いは緊密であり、協(xié)力が頻繁に行われ、多くの溫かみのある美しい記憶を殘してきた。漫畫(huà)の大家である豊子愷は、日本に留學(xué)していた期間中、竹久夢(mèng)二の作品に啓発され、獨(dú)特な風(fēng)格を備えた蕓術(shù)的探求を始め、中國(guó)に戻ると新聞に『子愷漫畫(huà)』という小さいイラストを発表した。これらの作品の多くは『中國(guó)畫(huà)』と『漫畫(huà)』の間にある作品で、水墨蕓術(shù)で世俗の暮らしを表現(xiàn)し、溫かみとユーモアが共存しており、これにより豊子愷は『中國(guó)漫畫(huà)の父』と稱された」とした。

また1940年代には萬(wàn)氏兄弟のアニメ映畫(huà)「鉄扇公主（西遊記 鉄扇公主の巻）」が國(guó)境を越えて日本のスクリーンで初めて上映された長(zhǎng)編アニメとなり、當(dāng)時(shí)まだ幼かった手塚治蟲(chóng)に強(qiáng)い印象を與えた。新中國(guó)が成立した當(dāng)初、中國(guó)人蕓術(shù)家の陳波児と日本のアニメーション作家の持永只仁（中國(guó)名?方明）が協(xié)力して完成させたアニメ「甕中捉鼈(かめのなかで捉えたスッポン）」と人形アニメーション「皇帝夢(mèng)（皇帝の夢(mèng)）」は中國(guó)のアニメ蕓術(shù)産業(yè)の発展にしっかりとした基礎(chǔ)を打ち立てた。