滝田洋二郎監(jiān)督
現在北京で開催中の「アジア文明対話大會」の重要な活動の一環(huán)として16日から23日にかけて「アジア映畫週間」が開かれている。16日には開幕式が行われ、中國國內外の著名監(jiān)督や俳優(yōu)、映畫人ら多數のゲストが出席した。人民網では、今回の開幕式出席のため北京を訪問中の日本人著名映畫監(jiān)督の滝田洋二郎監(jiān)督にインタビューを行った。人民網が伝えた。
「普遍的な要素あれば強く広く世界に伝わる」
滝田監(jiān)督の作品は中國でもその知名度が非常に高く、なかでも「おくりびと」はアカデミー賞外國語映畫賞を受賞し、世界的にも高く評価された。國の文化や言語の違いを越えて、受け入れられ、成功した理由について滝田監(jiān)督は、「しっかりと自分自身の物語を深く深く掘り下げ、それを感情豊かに描くこと。非常にパーソナルであったり、ローカルであったとしても、世界中の人々が共感できるような普遍的な要素があれば、それは強く広く世界に伝わっていくと思う」とした。
今秋には新作「聞煙」が中國で公開
2015年に北京を訪れた滝田監(jiān)督は、中國語映畫の制作を決め、腳本に中國人作家?辛酉の「聞煙(ウェンイェン)」を選び、昨年クランクアップした。その制作過程で滝田監(jiān)督は、「言葉だけでなく、映畫を作るシステムや習慣、それに伴う感情も全く異なるので、最初はぎくしゃくしたり、ぶつかり合うこともあったが、良い意味での議論を重ね、そうした問題はすぐに解決した。結局一番大切なのは、良い作品を作ろうという思いを抱いた人たちと仕事をするという非常に単純なことだと思う。そこに行きつくまでに、いろんなトラブルがあったり、問題があるだけの話で、これは映畫だけでなく、他の世界でも同じだと思う」との見方を示した。