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オスカー受賞作もピカチュウの可愛(ài)さに勝てないのはなぜ?

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2019年05月15日09:12

中國(guó)映畫(huà)市場(chǎng)では「アベンジャーズ/エンドゲーム」の勢(shì)いがなお続き、ダークホース的な興行成績(jī)を上げている「存在のない子供たち」も興行収入3億元(1元は約16.0円)に向かって突き進(jìn)み、「ローマ」や「半辺天」などの蕓術(shù)系作品も相次いで公開(kāi)されたが、これらのいずれもピカチュウの可愛(ài)さに負(fù)けを喫している。先週金曜日から世界的にも有名なキャラクター?ポケットモンスターのゲームを?qū)g寫(xiě)映畫(huà)化した「名探偵ピカチュウ」の公開(kāi)が始まると、3日連続で當(dāng)日の興行収入の半分以上をかっさらい、「アベンジャーズ」をトップの座から引きずり下ろし、可愛(ài)さで観客の心をわしづかみにした。「北京日?qǐng)?bào)」が伝えた。

▽ピカチュウの可愛(ài)さが観客の心をわしづかみ

「Mr.インクレディブル」と「ミニオンズ」に続き、「名探偵ピカチュウ」は「可愛(ài)さは正義」というこの世のルールを改めて証明してみせた。映畫(huà)の中のピカチュウは米スーパーヒーローキャラクター「デッドプール」の中年男性の聲でしゃべるが、多くの観客は毛がふさふさした外観、丸っこい頭、稲妻の形をしたしっぽを見(jiàn)て、思わず「可愛(ài)い!」と驚きの聲を上げる。この可愛(ài)いさのパワーで10日の公開(kāi)初日には興行収入が7497萬(wàn)元に達(dá)して、大陸部のトップになり、興行収入全體のうち56.1%を占めて、「アベンジャーズ」の16日連続首位の記録をストップさせた。12日午後5時(shí)現(xiàn)在、累計(jì)興行収入は2億5800萬(wàn)元に達(dá)し、オンライン映畫(huà)チケット販売大手?貓眼微影は、「最終的に6億元に到達(dá)する」と予想している。

「アベンジャーズ」とレバノンの感動(dòng)的な作品「存在のない子供たち」は公開(kāi)からだいぶ経つが、まだその勢(shì)いは続いている?!弗ⅴ佶螗弗悌`ズ」は先ごろ興行収入が40億元の大臺(tái)を突破したが、大ヒットした「流浪地球(The Wandering Earth)」を追い越すのは難しいとみられている。「存在のない子供たち」は口コミで非常に評(píng)判が高く、累計(jì)興行収入は2億3500萬(wàn)元に達(dá)した。先週金曜日公開(kāi)の「ローマ」や「半辺天」などの文蕓路線は興行収入という點(diǎn)ではまったく振るわず、最高の「ローマ」でも300萬(wàn)元に達(dá)していない。

北京市の広安門電影院の張■市場(chǎng)マネージャー(■は品の口が水)は、「『名探偵ピカチュウ』が最も好調(diào)な原因は特撮効果の素晴らしさにあり、ポケモンたちの高いリアリティは、関連グッズのブーム到來(lái)を確信させる?!捍嬖冥韦胜ぷ庸─郡痢护稀亥ⅴ佶螗弗悌`ズ』の隙を突いて生まれたダークホースで、勢(shì)いは相當(dāng)なものがある」としている。

▽可愛(ài)さ以外は特に語(yǔ)るべきものなしとのコメントも

様々な姿かたちのポケモンが次々登場(chǎng)し、多くの観客が子供の頃に見(jiàn)た二次元のマンガやアニメのイメージが、映畫(huà)の中で立體的なキャラクターとして動(dòng)き回っている。この卓越したキャラクターデザインこそ、「名探偵ピカチュウ」が大人から子供まで大勢(shì)の観客を獲得した大きな原因だ。

映畫(huà)評(píng)論家の燕山刀客さんは、「ピカチュウというキャラクターが世界を席巻して數(shù)十年の間に、アニメ、ゲーム、玩具などどれも好調(diào)な売れ行きで、ないのは実寫(xiě)版の映畫(huà)だけだったので、この『名探偵ピカチュウ』は空白を埋めたものといえる。映畫(huà)は原作の雰囲気をしっかりつかんで、仮想と現(xiàn)実が混じり合い、生き生きとした実寫(xiě)版ポケモンの世界を作り出した。ピカチュウだけでなく、コダックなどのポケモンのデザインも非常に可愛(ài)らしく、大勢(shì)の女性観客は可愛(ài)いと思う気持ちを抑えられないだろう。(制作會(huì)社の)米映畫(huà)會(huì)社レジェンダリー?ピクチャーズは今回は以前の『ウォークラフト』のようにゲームの映畫(huà)化で大失敗するということにはならなかった。少なくとも100分間という限られた時(shí)間內(nèi)でポケモンの世界観をよく伝えている」と述べた。

しかし可愛(ài)さ以外に、この映畫(huà)には特に語(yǔ)るべきところはなく、子供向けのストーリーには粗さが目立つ。あるネットユーザーは、「この映畫(huà)は最初から最後まで、ポケモンがメインのストーリーのスパイスになり、背景になっているだけの作品で、全體としてものすごくちゃちだ。始まってから10分でポケモンのゲームについて駆け足で説明するが、その後のストーリーはゲームの設(shè)定とは何の関係もない。ライムシティに行くくだりは(ディズニー映畫(huà)の)『ズートピア』にそっくり。『名探偵ピカチュウ』はフィルム?ノワールのムードをたたえた探偵ストーリーで、ディストピアの陰謀の世界とみんながよく知っている可愛(ài)いキャラクターを一つに集めようとしたのだろうが、結(jié)果的にどの部分も語(yǔ)るべきものはない」とバッサリ切り捨てている。

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