滝田洋二郎監(jiān)督
そして同作品に出演した張國(guó)立(チャン?グオリー)や韓庚(ハン?グン)、許晴(シュイ?チン)に対しては、「一緒にこの映畫がどこへ向かうのか、どういう映畫にするのかを監(jiān)督レベルと俳優(yōu)レベルから、そしてそれをミックスしながら話し合った。普通であれば、監(jiān)督と俳優(yōu)という立場(chǎng)での話になるが、彼らは私に中國(guó)ではこんな考え方があるなど色々教えてくれたし、私自身も日本人である私が撮る映畫なので、こんなことをやりたいという思いを伝えた。このように正直に様々なディスカッションを重ねていったことで、映畫をどんどんと練り倒して、良い化學(xué)反応を起こすことができたので、それがとてもうれしかった。素晴らしい俳優(yōu)たちだった」と稱えた。
映畫「聞煙」は中國(guó)市場(chǎng)をターゲットとしている。中國(guó)の映畫市場(chǎng)について滝田監(jiān)督は、「これまで北京と上海を映畫祭で訪れたが、スクリーン數(shù)がものすごい勢(shì)いで増えていると聞いた。これは驚異的なことであり、世界でも中國(guó)だけではないだろうか。そして中國(guó)の映畫環(huán)境が素晴らしいのは世界で最新システムの劇場(chǎng)がたくさんできている點(diǎn)。それにより今後は最新映畫が中國(guó)メインで公開(kāi)されていく可能性があり、ますます映畫ファンも増え、その作り手も増えていくだろう。興行収入だけでなく、人の數(shù)も含めたその成長(zhǎng)度は目を見(jiàn)張るものがあり、うらやましいと感じている」との見(jiàn)方を示した。
最後に映畫「聞煙」について滝田監(jiān)督は、「中國(guó)のための映畫なので、日本で上映するかどうかは、中國(guó)での興行成績(jī)次第だが、是非たくさんの人に見(jiàn)て欲しい。また日本に限らず、アジア、ヨーロッパ、アメリカまでこの作品が足を延ばしていってくれるのではないかと考えている」とした。(文?玄番登史江)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年5月21日