上海京劇院による上海京劇の神話京劇西遊記「五百年後の孫悟空」が11日夜、東京蕓術(shù)劇場(chǎng)で初日を迎えた。収容人數(shù)800人の同劇場(chǎng)は満席となり、公演後、拍手はいつまでもやまず、多くの観客がなかなか席を立とうとせずに素晴らしい舞臺(tái)の余韻をシェアしていた。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

國(guó)同士の交流には、民間の交流が欠かせない。新中國(guó)成立70周年記念と中日文化交流協(xié)定締結(jié)40周年記念イベントの一つである今回の公演は、日本経済新聞社やNPO法人京劇中心などが主催。共催の人民日?qǐng)?bào)社の李寶善社長(zhǎng)はその祝辭において、「今回の上演には、上海京劇院が素晴らしい出演者チームを送り込んでくれた。日本の観客に『孫悟空ショー』の素晴らしいパフォーマンスを身近に體験し、神話京劇獨(dú)特の魅力を目と耳で感じ取ってもらえると確信している。そしてこれにより中國(guó)伝統(tǒng)蕓術(shù)や文化に対する理解を深めることは、中日両國(guó)國(guó)民の相互信頼と交流の促進(jìn)に重要な意義を持つ」と述べた。また河野太郎外相はその祝辭において、「今回の公演は中華民族文化の貴重な寶を日本人が身近に鑑賞できて、中國(guó)文化をより深く理解する絶好の機(jī)會(huì)となると信じている」と語(yǔ)った。

京劇は、中國(guó)の伝統(tǒng)的な戯曲の集大成であり、中華民族の文化の至寶ともいえる?！肝灏倌赆幛螌O悟空」は、中國(guó)古典の名著「西遊記」をもとに作られた。上海京劇院の張帆?常務(wù)副院長(zhǎng)は、「この劇は上海京劇の連臺(tái)本戯のスタイルで腳本を再構(gòu)築しており、主演と監(jiān)督を務(wù)める?yún)棏c谷氏は鄭（法祥）派孫悟空劇の伝承人でもある」と紹介している。

日本のNPO法人京劇中心の津田忠彥?理事長(zhǎng)（77）は、1986年からほぼ毎年、中國(guó)各地の京劇劇団を招いて日本公演を行っている。津田理事長(zhǎng)は、「『五百年後の孫悟空』の舞臺(tái)では、多種多彩なシーンが登場(chǎng)し、蕓術(shù)鑑賞に対する観客のニーズを十分に満たすことができる」としている。

高校2年生の娘と一緒に鑑賞したという東京に住む大谷さん（女性）は、「すぐに京劇の大ファンになった。『五百年後の孫悟空』は、躍動(dòng)的なストーリーとともに、多くの素晴らしい立ち回りもあった。將來、娘と一緒に中國(guó)語(yǔ)を?qū)Wび、中國(guó)を訪れてより多くの素晴らしい京劇を鑑賞したい」と興奮気味に話した。

北京で30年前に古典京劇を見たことがあるという小島康譽(yù)さんは、「『五百年後の孫悟空』 は、曲蕓パフォーマンスだけではなく、さまざまな現(xiàn)代的要素も取り入れられていた。舞臺(tái)が終わると熱烈な拍手が鳴りやまなかったことは、日本の観客がこの京劇を存分に楽しんだ表れだ」と語(yǔ)った。

「中國(guó)の文化は長(zhǎng)い歴史を誇り、その知識(shí)は幅広く奧深い。日本で伝統(tǒng)とモダンが結(jié)合した京劇を鑑賞できることは、非常に素晴らしいことだ。今後も、京劇を観る機(jī)會(huì)がどんどん増えて欲しい」と話す自由美さんは、20年來の京劇ファンだ。彼女はこれまでに數(shù)回、中國(guó)を訪れて京劇を鑑賞し、同時(shí)に、中國(guó)語(yǔ)の學(xué)習(xí)にも力を入れてきたという。

上海京劇院は、中國(guó)國(guó)家重點(diǎn)京劇院団であり、これまでにも日本公演を數(shù)多く行ってきた。今回は、6月11日から16日まで8回の東京公演が行われるほか、22日に大阪、23日に名古屋でも1回ずつ上演される。張帆?常務(wù)副院長(zhǎng)は、「我々は今回、4人の國(guó)家一級(jí)俳優(yōu)を含む50人あまりの京劇俳優(yōu)を派遣している。今回の公演を通じて、優(yōu)れた中華民族文化が存分に表現(xiàn)され、上海京劇の精神が伝わり、中日文化の友好交流がいっそう促進(jìn)されることを願(yuàn)っている」とした。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年6月14日