「浙江省公共図書館2018年度読書報(bào)告書」が7月8日に発表された。データによると、ある「70後（1970年代生まれ）」の男性はこの一年間で浙江の公共図書館から926冊(cè)の本を借り、1日に平均すると2.5冊(cè)となり、2018年に浙江省內(nèi)の公共図書館で最も多く本を借りた人となった。

この読書好きの名前は周さんで、主に浙江図書館から本を借りていた。周さんは、「7-8年続けて500冊(cè)以上借りている。借りるのは政治や哲學(xué)、歴史類がメイン。こうした本を読むのは個(gè)人的な趣味で、仕事とは関係ない。本を読むのは割合速い。本によっては何ページかめくっただけで、合わないと思ったら読むのをやめる。自分の読書週間に合うものであればじっくり読む」と語(yǔ)った。

この読書報(bào)告書は2018年の浙江省の各公共図書館の貸し出しデータが基になっている。2018年、同省で図書館の貸出カードを持っている人は1868萬(wàn)9千人で、168萬(wàn)6千人が各種文獻(xiàn)（図書、定期刊行物、マルチメディア資料などを含む）5148萬(wàn)9千冊(cè)（點(diǎn)）を借りていた。同年の浙江省の常住人口5737萬(wàn)を基に計(jì)算すると、1人あたりの借覧冊(cè)數(shù)は0.90冊(cè)（點(diǎn)）になる。

本を借りた人のうち、1ヶ月に借りる本の平均冊(cè)數(shù)が1冊(cè)以下の人が52.26％、1-2冊(cè)が8.89％、2-3冊(cè)が17.57％、3冊(cè)以上は21.28％だった。

本を借りる人は70年代生まれ、80年代生まれ、90年代生まれが主で、その割合を足すと66.85％に達(dá)した。男女比は48対52で、女性が男性より45萬(wàn)8千人多く、女性が男性より35萬(wàn)8千人多かった2017年よりも男女の人數(shù)差がさらに拡大した。

中國(guó)文學(xué)、管理、コンピューター、SF小説、戀愛小説、健康、中國(guó)詩(shī)、観光の八大人気カテゴリーの借覧狀況を年齢層別、性別に分析すると、以下の點(diǎn)が分かった。男性がコンピューター関連の本を借りる率は女性よりはるかに高く、女性の2.3倍だった。同様に小説類では、男性はSF小説を好み、借覧量は女性を6.9％上回り、女性は戀愛小説を好み、借覧量は男性の2.16倍だった。中國(guó)詩(shī)関連図書では、女性の借覧率は男性より18.1ポイント高かった。女性のほうが健康を重視しており、健康関連図書の借覧率は男性より12.2ポイント高かった。

貸出図書の9割以上が500ページ以下で、そのうち200ページ以下の本の借覧率が最も高く、43.74％に達(dá)した。200-500ページの本の借覧率は42.60％だった。比較すると、女性が200ページ以下の本を借覧する割合は6割を超えており、特に80年代生まれの女性は200ページ以下の本の借覧量が最も多かった。（編集AK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年7月10日