第1回天貓新文化クリエイティブ大會(huì)が先ごろ北京市の今日美術(shù)館で行われた。多くの文化?博物機(jī)関が出展したデザイン感あふれる文化クリエイティブ商品を目當(dāng)てに多くの人が來(lái)場(chǎng)し、商品を見(jiàn)て、寫(xiě)真を撮っていた。人民日?qǐng)?bào)海外版が伝えた。

清華大學(xué)文化経済研究院とオンラインショッピングモール?天貓（Tmall）が共同で発表した「新文化クリエイティブ消費(fèi)動(dòng)向報(bào)告」によると、ここ數(shù)年、博物館の文化クリエイティブ市場(chǎng)が急成長(zhǎng)を遂げ、ますます多くの消費(fèi)者がネットで文化クリエイティブ商品を買(mǎi)うようになり、文化クリエイティブはすでに博物館と若者をつなぐ新たな方式になっている。過(guò)去1年間で、淘寶と天貓上の博物館オンラインショップ旗艦店の累計(jì)アクセス數(shù)は延べ16億人に達(dá)している。これは中國(guó)全土の博物館の延べ來(lái)場(chǎng)者數(shù)の1.5倍で、うち1億人が「90後（1990年代生まれ）」だった。データは、ネットでの文化クリエイティブ商品購(gòu)入が若者の消費(fèi)における新動(dòng)向となっていることを示している。

間もなく「600歳の誕生日」を迎える故宮は、國(guó)內(nèi)の文化?博物機(jī)関の中でも比較的早くから文化クリエイティブ商品を手掛け、多くの成功経験を積み重ねてきた。故宮文化クリエイティブチームは自身の文化資源を掘り起こし、実用性と蕓術(shù)的美しさを兼ね備えたさまざまな商品を打ち出し、消費(fèi)者に好まれている。昨年、故宮口紅が爆発的にヒットしたのに続き、今年4月に発売された故宮「初雪」スパイスボトルもネットで人気の商品となった。このスパイスボトルは、塩か砂糖を入れるだけで、故宮の琉璃瓦や獅子の石像、鶴の銅像に雪が積もる美しい景色が浮かび上がり、人々の「故宮の雪景色を鑑賞したい」という願(yuàn)いをかなえている。

「90後」の大學(xué)生である高緋凡さんはよく博物館の文化クリエイティブ商品を購(gòu)入している。高さんにとって、「これらの商品は見(jiàn)た目もいいし実用的。さらにコレクションの価値もある」という。

文化クリエイティブ商品を開(kāi)発する過(guò)程で、ビッグデータやVR（仮想現(xiàn)実）、3Dプリンターなどハイテクもますます広範(fàn)に応用されており、これまで文化?博物機(jī)関が実現(xiàn)できなかった効果をあげている。

天貓プラットフォーム運(yùn)営事業(yè)部の家洛総経理は、「ビッグデータは博物館がよりターゲットをしぼった文化財(cái)商品開(kāi)発を展開(kāi)するのを手助けできる。例えば、國(guó)家博物館オンラインショップの旗艦店がオープンしたばかりのころ、商品は蕓術(shù)系の置物がメインだったが、ビッグデータ分析により、若い消費(fèi)者はさらに豊富な商品カテゴリーを好んでおり、しおりやマスキングテープ、マグネットなどコンパクトで実用的な文化クリエイティブ商品の人気が高いことが分かった。國(guó)家博物館はこうした消費(fèi)者ニーズに合わせて新商品を開(kāi)発したところ、良好な効果をあげ、今ではしおりだけでも月の販売取引數(shù)が2000件以上に達(dá)している。

業(yè)界関係者は、「中國(guó)の文化クリエイティブ産業(yè)は西側(cè)のすでに成熟した産業(yè)モデルとはまだ一定の距離があり、博物館文化クリエイティブ商品が急速に発展する現(xiàn)狀においても、まだ多くの問(wèn)題が存在する」と指摘する。ある消費(fèi)者は取材を受けた際、「博物館文化クリエイティブ商品は同質(zhì)化が深刻で、見(jiàn)ていてうんざりしてしまう」としていた。また、「文化クリエイティブ商品は見(jiàn)た目重視で『顔面偏差値』しか追求しておらず、質(zhì)があまりよくない。扇子や攜帯電話(huà)スタンドを買(mǎi)ったが、何回か使ったら壊れてしまった」と指摘する人もいる。

清華大學(xué)文化クリエイティブ発展研究院副院長(zhǎng)の殷秩松氏は、「博物館文化クリエイティブ商品は可愛(ài)さをアピールするだけでなく、文化の內(nèi)包するものをより深く掘り下げる必要がある」と指摘する。殷氏は、博物館文化クリエイティブ商品はまず購(gòu)入シーンの革新を考えるべきだとし、「これまでのように館內(nèi)を參観した後に記念品を買(mǎi)って帰るという形ではなく、一般の人との距離を縮め、気持ちの面でのつながりを作って共感を醸成し、博物館とライフスタイルを結(jié)びつける必要がある」と語(yǔ)っている。 （編集AK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年8月28日