寫真を撮る時に、よくするのが「ピースサイン」。しかし、そこから自分の指紋が盜まれるかもしれないとはほとんどの人が考えたこともないだろう。
今月15日午前、2019年中國國家インターネットセキュリティ宣伝ウィークの上海におけるキャンペーンの一環(huán)である「全民體験日」のメイン會場が、楊浦區(qū)創(chuàng)智天地下■式広場(■はさんずいに冗)でオープンした。同會場を取材したところ、寫真を撮る時に、カメラからあまり離れずに「ピースサイン」をして映ると、拡大技術(shù)と人工知能技術(shù)を使って、その指紋を復(fù)元することができることが分かった。
上海信息安全業(yè)會協(xié)會の張威副主任は、「寫真を撮る時に『ピースサイン』をすると、個人情報が流出してしまうと心配する人はほとんどいないだろう。カメラから1.5メートル以內(nèi)でピースサインをして撮影した寫真は、指紋を100%再現(xiàn)できる。1.5-3メートルになるとその確率は50%になり、指紋を読み取ることがほぼできないのは3メートル以上離れている場合だ」と説明した。
寫真から指紋を読み取り、専用の材料を使うと「偽の指」を作ることができる。そして、指紋認(rèn)証搭載のカギを開けたり、指紋認(rèn)証を採用した決済システムで決済を行ったりするのに、悪用されかねない。
このニュースを耳にした多くのネットユーザーは以下のように慌てふためいている。
一方で、「冷靜」な反応のネットユーザーも。
では、指紋が盜まれないようにするには、どうすれば良いのだろう?
張副主任は、「知らない人に指紋を提供したり、信頼できない機(jī)械などで指紋を読み取ったりしないほか、カメラから3メートル以內(nèi)の位置でピースサインをして寫真を撮らないこと、そして、指紋が映っている寫真をむやみにSNSなどに投稿しないように」と注意を呼びかけている。また、指紋認(rèn)証搭載のカギを使っている場合は、指紋とパスワードの両方を入力する設(shè)定にしていたほうが安全という。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年9月17日