世界が注目する「商業(yè)界の五輪」——2019年天貓（Tmall）のダブル11（11月11日のネット通販イベント）が次から次へと記録を更新した。午前0時(shí)1分36秒に取引額が100億元（1元は約15.5円）を超え、午前0時(shí)17分６秒には14年の一日分の571億元を超え、午前1時(shí)3分59秒には1千億元を超えた。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

別のEC大手の京東が発表したデータでは、11月1日午前0時(shí)から11月11日午前0時(shí)までの10日間で、取引額は累計(jì)1313億元に達(dá)した。

ツッコミをいれながら盛んに買い物

次々更新される取引額はネットユーザーの「手切れ族の手の動(dòng)き」と切り離せない。興味深いのは、盛んに買い物しながら、ツッコミを入れるユーザーがいることだ。

一番よくツッコまれるのは「サーバーのダウン」で、これはダブル11の恒例行事のようになっており、午前0時(shí)にイベントが始まると、多くのユーザーから淘寶（タオバオ）のサーバーがダウンしたといった聲が上がった。幸いすぐに回復(fù)したという。

ダブル11は戦場(chǎng)にたとえられることが多く、手を早く動(dòng)かすことができれば商品を手に入れられるが、遅ければ何も買えない。しかし時(shí)には、手の動(dòng)きが速すぎて商品の色を選び間違える、などという困ったケースもある。多くの業(yè)者のカスタマーサービスが、ダブル11の當(dāng)日は返品を受け付けていないため、途中で発送手続きをストップしようとしてもうまくいかず、後日手続きするしかない。

ネットユーザーからは、「ダブル11はまるでブラックホール、なぜこんなに逃れられない魅力があるのか。安くないとわかっているのに、がまんできずに注文してしまう。ムードに乗せられて、考える時(shí)間は全くない。安く買ったのか高く買ったのかもわからない」という聲が聞こえた。

別のネットユーザーは京東がお?dú)荬巳毪辘?、「京東に3萬(wàn)元使ったけれど、淘寶と天貓は0元だった」などと述べた。どのECを選ぶかは重要でなく、「3萬(wàn)元」というところにポイントがある。