第3に、経済発展をみると、目下の情勢を見る必要もあり、中長期的に支えとなるものを見る必要もある。3つのポイントがある。1つ目は、世界で最も成長性を備えた消費市場が今、中國で形成されていることだ?,F(xiàn)在、中國の中所得層は4億人を超え、農(nóng)村の貧困人口は年々減少し、都市化率が1ポイント上がると、1400萬人近い人口が農(nóng)村から都市に流入し、個人の収入は緩やかに増加し、消費を力強(qiáng)く支えることになる。18年には、社會消費財小売総額が38兆元(1元は約15.5円)に達(dá)し、輸出入総額が初めて30兆元を超え、中國は世界一大きな小売市場へと歩みを進(jìn)めている。同時に、中國は多層的な消費市場を形成しつつあり、ミドルエンドとハイエンドのニーズ、消費高度化のニーズが増大を続け、高い品質(zhì)の製品?サービス供給に対する強(qiáng)大な推進(jìn)力が生み出された。先進(jìn)國に比べ、中國人の耐久消費財の平均水準(zhǔn)と公共サービスの平均水準(zhǔn)は向上できる潛在力が非常に高い。たとえば現(xiàn)在の100世帯あたりの自動車保有臺數(shù)は35臺に満たず、米國の約220臺の水準(zhǔn)とはかなり大きな開きがある。2つ目は、中國のモデル転換?バージョンアップの流れが引き続き発展していることだ。サービス業(yè)のサポート力も増強(qiáng)を続ける。第1-3四半期には、中國サービス業(yè)生産額の成長率は7%、個人向けサービス消費の成長率は10%以上、すべての個人の最終消費支出に占めるサービス消費の割合は50.6%で、これらはすべてサービス業(yè)の急速な伸びを牽引する役割を果たし、GDPに占める第三次産業(yè)の割合をさらに引き上げ、サービス業(yè)の「安定化裝置」の地位を絶えず突き固めた。製造業(yè)をみると、ハイテク分野への投資、弱點分野への投資が引き続き急速な伸びを維持し、第1-3四半期にはハイテク産業(yè)への投資も社會分野への投資も成長率が13%を超えた。3つ目は、中國の発展の原動力が日に日に増強(qiáng)していることだ。中國には9億人に迫る労働人口がおり、國民の貯蓄率は高く、複雑で厳しい情勢に対応する中で、多くの企業(yè)は多様な市場を積極的に開拓し、技術(shù)の研究開発の難関攻略を強(qiáng)化し、潛在力の発掘に努力し、コストを引き下げ効率を引き上げ、中國の発展のマクロ的基礎(chǔ)をさらに突き固めた。新中國成立70周年をはじめとする諸々の活動が人々の心を鼓舞し、士気を大いに高め、高い品質(zhì)の発展推進(jìn)に対する中國國民の信頼感を増強(qiáng)した。
もちろん否定できないこととして、現(xiàn)在の中國経済は下ぶれ圧力が拡大を続け、実體経済の困難が突出して現(xiàn)れ、國內(nèi)需要は低迷し、一連の食品は需給関係の変化によって価格が上昇し、一部の地方は発展の原動力が不足しているということがある。しかし中國共産黨の指導(dǎo)の下、中國國民には経済の安定した健全かつ持続可能な発展を?qū)g現(xiàn)するだけの條件が備わり、能力があり、信頼感ももっている。中國の発展は今なお重要な戦略的チャンスの時期にあり、極めて大きな自信を備え、経済発展の強(qiáng)靱性は高く、原動力は十分にあり、潛在力は大きく、長期的好転という基本的側(cè)面は変わっておらず、これからも変わることがない。経済成長率が低下したとしても、つまづいて行方を見失うようなことはあり得ない。(編集KS)
<4つの疑問に向き合い中國経済を見通す>
中國の産業(yè)チェーンの大規(guī)模な海外移転はあるのか?
「人民網(wǎng)日本語版」2019年11月19日