清華大學(xué)は先月、微博(WeChat)公式アカウントで「墨甲」バンドの演奏の動畫を公開した。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
動畫の「演奏家」たちはみな、きらびやかな唐の衣裝を身にまとっている。竹笛擔(dān)當(dāng)は「玉衡」、箜篌は「瑤光」、排鼓は「開陽」で、そして司會の「小燈籠」がいる。
「演奏家」たちは音楽のリズムに合わせて頭や手を動かす。バンドが演奏するのはいずれも中國風(fēng)の曲だ。ただし動畫の「演奏家」たちはいずれもロボットだ。
ロボットはどのように演奏するのだろうか。
「墨甲」バンド首席科學(xué)者で、清華大學(xué)美術(shù)學(xué)院情報蕓術(shù)設(shè)計學(xué)科準(zhǔn)教授の米海鵬氏によると、これらのロボットの演奏メカニズムは人の演奏と一致する。「例えば竹笛を演奏するロボットは息を吐き、指で穴を押して音を出す。橫笛の穴は人の口の下に位置するが、ロボットの口の位置はこの方法では息を吐くことができない。そのため我々は改造を行い、空気を吸う裝置を橫にし笛のそばに置き、橫から空気を吸うことで人の口の機(jī)能を模倣した」。
箜篌と排鼓の「演奏者」も同じことだ。ロボットは演奏中に実際に弦を弾き、太鼓をたたかなればならない。
當(dāng)然ながらこのような演奏には、人と異なる部分もある。例えば「瑤光」が箜篌の弦を弾く場合だ。観衆(zhòng)はロボットが同時に31本の指を持つと理解すればいい。すべての指がそれぞれ弦を弾き、いかなる時であっても同時に十?dāng)?shù)本の弦を弾くことができる。
「私は昔、日本で留學(xué)?勤務(wù)していた。2012?13年に、日本のロボットバンドの研究開発活動に加わるチャンスがあった。當(dāng)時のバンドはロックミュージシャンで、3體のロボットが演奏を行った。しかし私は中國の伝統(tǒng)文化、伝統(tǒng)音楽の方が好きだった。私は當(dāng)時から、中國風(fēng)の音楽をロボットに演奏させられないかと考えていた」
2018年に條件が整うと、米氏は清華大學(xué)の教員?學(xué)生及びOBを中心に、7人のチームを組んだ。その中には人物彫刻の専門家、クラシックの愛好家、さらにロボット技術(shù)の研究者が含まれた。米氏によると、開発チーム全體の平均年齢は30歳未満だった。
「墨甲」バンドは現(xiàn)在、どの程度のレベルに達(dá)しているのだろうか。米氏は「理論上、曲を特殊なフォーマットで與えれば、1分でマスターできる」と答えた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年1月6日