中國では舊暦の12月に入ると、春節(jié)(舊正月、今年は1月25日)ムードがますます高まってくる。そして、春節(jié)の1週間前となる舊暦12月23日になると、中國各地はほぼ「春節(jié)カウントダウン」モードに入り、人々は地元の風(fēng)習(xí)に基づいて、春節(jié)の準(zhǔn)備を始め、忙しくなっていく。人民網(wǎng)ではそんな春節(jié)までの中國の年越しに関する風(fēng)習(xí)を1日に一つずつ紹介していく。
舊暦12月23日は「小年」とも呼ばれ、中國の漢族は伝統(tǒng)文化に基づいて、かまどの神を祭り、かまどを掃除し、「糖瓜」とも呼ばれる飴「■糖(■は火へんに土)」を食べる。民間に伝わる伝説では、かまどの神である■王爺はこの日に天に昇り、道教の最高神である玉皇大帝に、その家族の一年間の善行、悪行を報(bào)告する。そして、玉皇大帝はその報(bào)告に基づいて、一家の新年の吉兇を決め、■王爺はそれを攜えて戻ってくると言われている。そのため、人々は■王爺が玉皇大帝に悪い報(bào)告をしないようにと、甘い「糖瓜」を供えることで、良い報(bào)告をしてもらおうとしたことから、「糖瓜」が生まれ、それをこの日に食べる風(fēng)習(xí)ができたといわれている。
そしてこの23日から、春節(jié)ムードが一気に高まることになる。
「人民網(wǎng)日本語版」2020年1月15日