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「臘八節(jié)」を過ぎると春節(jié)はもうすぐ! お粥を食べる以外の風(fēng)習(xí)は?

人民網(wǎng)日本語版 2020年01月02日14:58

1月2日は「臘八節(jié)(舊暦12月8日)」。この日が過ぎると、春節(jié)(舊正月、2020年は1月25日)がだんだんと近づいてくる。中國の臘八節(jié)には、「臘八粥を食べる」、「臘八蒜(ニンニクの黒酢漬け)」を作る以外に、どのような風(fēng)習(xí)があるのだろうか?新華社が報じた。

臘八節(jié)は、英雄?岳飛を記念することと関係があると言われている。當(dāng)時、朱仙鎮(zhèn)にいた岳飛は、部下を率いて金と闘っていた。1年で最も寒い時期となり、民衆(zhòng)は我先に岳飛に粥を差し入れ、岳飛の軍は、その粥をお腹いっぱい食べて戦いに臨み、勝利を手にして戻ってきた。この日がちょうど舊暦12月8日だった。岳飛がこの世を去った後、人々は彼を記念してこの日に雑穀や豆類で粥を煮るようになり、やがてそれが風(fēng)俗となったのだという。

また、臘八節(jié)は「仏成道節(jié)」でもある。仏教の開祖であるブッダ釈迦牟尼が舊暦12月8日に悟りを開き、仏になったと伝えられている。仏教が中國に伝來した後、釈迦牟尼が悟りを開いた日を記念するために、各寺院では、この日に読経を行い、粥を煮て仏様に捧げた。この粥が臘八粥となったのだという。

百メートル以上の列に並び、北京?雍和宮でふるまわれる臘八粥を受け取る人々。

臘八節(jié)の食べ物には、臘八粥のほかにも「臘八蒜」や「臘八麺」、「臘八豆腐」などがある。

たとえば、華北のほとんどの地域には「臘八蒜」を作る風(fēng)俗がある。ニンニクの皮を剝き、中身を黒酢に漬け込み、小さな壺か密封容器に入れておく。しばらくすると、ニンニク全體が青緑色に変わり、ニンニクの香りと酢の香りが混ざり合い、餃子や和え物料理に大変良く合う調(diào)味料となる。

山西省太原市の老陳酢(熟成?。┕訾?、並んで酢を購入する住民たち。中國の北方住民は、毎年舊暦12月8日に「臘八蒜」を作る風(fēng)俗がある。

また、「臘八蒜」の「蒜」の字は、「算」と同じ発音だ。各商店はこの日に帳簿を締め、1年の収支決算を行い、損益を確認するため、「臘八算」とも呼ばれていたという。

「臘八豆腐」は、安徽省黔県の民間に伝わる特産品で、舊暦12月8日前後になると、豆腐を天日で干す風(fēng)俗がある。このように自然光で干して作った豆腐は「臘八豆腐」と呼ばれている。

また、舊暦12月8日の前日に、たらいに水を汲んで中庭に置いておき、水が凍るのを待って、臘八節(jié)當(dāng)日に氷の塊を取り出して砕くという面白い風(fēng)習(xí)もある。この日にできた氷は非常に不思議な氷で、この氷を食べると、向こう1年間腹痛を起こさないと言い伝えられている。(編集KM)

「人民網(wǎng)日本語版」2020年1月2日

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