「唐人街探案3」
2013年から2019年の7年の間に、中國の春節(jié)(舊正月、今年は1月25日)當(dāng)日の映畫興行収入は1億元(1元は約16円)から14億元規(guī)模に拡大した。このように市場の見通しが非常に明るいため、多くの映畫が春節(jié)に合わせて公開されるようになっている。そして、近年、映畫館に行って映畫を見る人が増加しているのを背景に、春節(jié)に家族で映畫館に行くというのが、多くの人にとって「恒例行事」となっている。
今年の春節(jié)には、「唐人街探案3(僕はチャイナタウンの名探偵3)」、期待のアニメーション映畫「姜子牙(LEGEND OF DEIFICATION)」、俳優(yōu)の彭于晏(エディ?ポン)が主演の「緊急救援(Rescue)」、俳優(yōu)の徐崢(シュー?ジェン)が主演の「■媽(ロスト?イン?ロシア、■は國がまえで上に八、下に口の下線なし)」、幅広い年齢層の人が楽しめる陳可辛(ピーター?チャン)監(jiān)督の新作「奪冠(中國女子バレー)」、成龍(ジャッキー?チェン)が主演の「急先鋒(Vanguard)」など映畫10作品が公開されることが確定しており、競爭は非常に熾烈だ。
「姜子牙」
春節(jié)に合わせて公開されることが決まっている10作品を見ると、シリーズの映畫作品が多いことに気付くだろう。例えば、「僕はチャイナタウンの名探偵」シリーズの第三弾「僕はチャイナタウンの名探偵3」では、俳優(yōu)の王寶強(qiáng)(ワン?バオチャン)と劉昊然(リウ?ハオラン)が引き続きコンビを組み、舞臺(tái)を東京に変えて事件の真相に迫る?!妇o急救援」は、林超賢(ダンデ?ラム)がメガホンを取った商業(yè)大作映畫。林監(jiān)督はこれまでにも、「▲公河行動(dòng)(Operation Mekong、▲はさんずいに眉)」、「紅海行動(dòng)(オペレーション?レッド?シー)」などを制作し、いわゆる「主旋律」の商業(yè)大作映畫分野でブランドを築いてきた。2010年のコメディ映畫「人在■途(ロスト?イン?ジャーニー)」を皮切りに始まった「ロスト?イン?○○」シリーズは、2013年に第二弾「人再■途之泰■(ロスト?イン?タイ)」を公開。今年の春節(jié)にはシリーズ第三弾の「ロスト?イン?ロシア」が公開される?!附友馈工?、アニメーション映畫製作會(huì)社?彩條屋影業(yè)の「封神宇宙」シリーズ第二弾。シリーズ第一弾の「ナタ~魔童降臨~(原題:哪吒之魔童降世)」の興行収入は49億7000萬元に達(dá)した。
「僕はチャイナタウンの名探偵」シリーズはその第一弾と第二弾が大ヒットし、主演の王寶強(qiáng)や劉昊然の探偵コンビのイメージも確立されている。第三弾では、その名コンビが舞臺(tái)を東京に移して難事件を解明する。また、妻夫木聡演じる日本人探偵?野田昊、トニー?ジャー演じるタイ人探偵?傑克賈が探偵仲間に加わり、一緒に事件を解決していく。
「■媽」
2012年に第一弾が公開され大ヒットした徐崢が主演の「ロスト?イン?○○」シリーズは、中國の代表的なコメディ映畫となっている。今回公開される「ロスト?イン?ロシア」は、が夫婦の危機(jī)や仕事上のトラブルなどを抱えるようになっていた事業(yè)経営者の徐伊萬がひょんなことで母親と一緒にロシアに向かう列車に乗る物語。同作品について、徐崢は、「コメディの要素だけでなく、中國の家庭、ぶつかり合う母と息子なども描寫された映畫。この映畫を見た人は、家に帰ってから母親にハグしてほしい」と語る。
夏に公開され大ヒットした「ナタ~魔童降臨~」のエピローグでは、「姜子牙」に関する情報(bào)が描かれていたため、多くの人が同作品の公開を首を長くして待っていた。「ナタ」と同じく、映畫「姜子牙」でもキャラクターのイメージが大膽に変えられている。姜子牙は、白髪で高齢の「仙人」という従來のイメージの殻を破り、イケてるおじさん「イケおじ」キャラで登場する。
このように全く新しいストーリーを描く數(shù)多くの春節(jié)映畫がたくさんの人を楽しませることになるに違いない。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年1月21日