最近、新型コロナウイルスによる肺炎の影響を受けた中小企業(yè)や零細企業(yè)および関連業(yè)界のために、各部?委員會が相次いでコメントを発表し、金融監(jiān)督管理機関などはさまざまな措置を打ち出し、各地方政府も関連政策を打ち出すなどして支援を行っている。各方面の専門家を取材した結(jié)果、「現(xiàn)在、一部の業(yè)界が影響を受けていることは確かだが、影響は短期的なものであり、中長期的にみれば中國経済は依然として好調(diào)さを維持するだろう。しかも新型肺炎が資本市場に與える影響はかならずしもマイナスとは限らない」との見方が広がる?!冈^券日報」が伝えた。
現(xiàn)在、中國経済が全體として新型肺炎の影響をどれくらい受けているかについて、新時代証券の潘向東チーフエコノミストは取材に答える中で、「新型肺炎が経済に與える影響には主に供給と需要の2つのルートへの影響が含まれる。供給サイドをみると、影響は主に各地で操業(yè)が停止した結(jié)果、第二次産業(yè)の一定規(guī)模以上の工業(yè)企業(yè)(年売上高2000萬元以上の企業(yè))が正常な生産を行えなくなったことに現(xiàn)れている。しかし新型肺炎が終息すれば、生産を急速に回復(fù)することは可能だ。そのため、新型肺炎が供給サイドに與える影響は相対的に小さいだろう。需要サイドをみると、新型肺炎が消費に與える打撃は大きい?,F(xiàn)在、中國の経済構(gòu)造は(重癥急性呼吸器癥候群<SARS>が流行した)2003年とは著しく変化し、消費サービス業(yè)の経済成長への寄與度が03年の35.4%から急速に上昇して19年末は57.8%になった。新型肺炎は主に消費サービス業(yè)を通じて拡大しており、経済に與える影響は相対的に大きいだろう。
潘氏は、「新型肺炎は第1四半期の経済に與える影響が大きい。政府はインフラ建設(shè)による牽引や関連業(yè)界の政策的緩和など安定成長に関わる政策をより多く打ち出し、通年でみれば、新型肺炎が國內(nèi)総生産(GDP)成長率に與える影響はそれほど大きなものにはならない可能性がある」と予測する。
中國國際経済交流センター経済研究部の劉向東副部長は、「新型肺炎対策で従業(yè)員が職場に戻ることが困難になる、企業(yè)活動の再開が延期されるなどの問題が起こり、実體経済の企業(yè)の生産経営活動は一時的にマイナス影響を被るとみられる。実體経済の企業(yè)は投資や新規(guī)プロジェクトを?qū)g施して生産を回復(fù)することができず、金融機関は経営戦略を調(diào)整し、非接觸型サービスを展開し、資金調(diào)達コストを引き下げるなどを余儀なくされている」と述べた。
劉氏は続けて、「資本市場の資金調(diào)達ニーズが喚起される可能性がある。というのも、多くの上場企業(yè)が現(xiàn)金フロー不足に直面しているからだ。短期的にみれば、資本市場はいくつかの影響を受けることになる」と述べた。
しかし資本市場が受ける影響は必ずしもマイナスとは限らず、逆にプラスの影響の方が多い。潘氏は、「資本市場にとってみれば、新型肺炎の打撃の中で中國資本市場が徐々に成熟に向かっている。株式市場は春節(jié)(舊正月、今年は1月25日)連休後に市場が再開した當(dāng)初は変動がみられたが、その後は安定して反転上昇し、人民元レートは引き続き上下動して、雙方向に小幅に変動するという特徴を示している。金融市場と債券市場は全體として安定的に運営されていることから、中國金融市場の強靱性の高まりがうかがえる」と述べた。
資本市場の改革?奨勵措置も実體経済の成長を支える上でプラスになる。武漢科技大學(xué)金融証券研究所の董登新所長は、「資本市場の改革はまもなく正常な軌道に戻るだろう。これには創(chuàng)業(yè)ボード(二板市場)の登録制度改革の著実な実施、店頭取引市場(新三板市場)の分層化とボード変更のメカニズムの著実な実施、科學(xué)技術(shù)革新ボードの適度な規(guī)模拡大が含まれる。このほか、3月1日に施行される新『証券法』が、資本市場の生態(tài)系全體に変化をもたらすことになる」との見方を示した。
前海開源基金の楊徳竜チーフエコノミストは、「新型肺炎の影響で大きな打撃を受けた実體業(yè)界のために、中國人民銀行(中央銀行)は銀行などの金融機関に対し、十分な貸出支援を行い、期限前償還や貸出の中斷をみだりに行わず、こうした企業(yè)が破産に追い込まれるような狀況が進行するのを防ぐよう求め、経済の安定と市場の安定のための措置はいずれも必要であるとの見方を示した。今後より多くの支援政策を打ち出して、こうした企業(yè)の発展を支援する可能性がある」と述べた。
潘氏は、「これまでの感染癥をめぐる経験を踏まえると、新型肺炎が中國経済に與える影響は短期的で一時的なものだ。新型肺炎が終息すれば、各業(yè)界が生産を再開するため、中國経済の質(zhì)の高い成長に長期的な影響を與えることはない。次に、最近の中國経済の成長ペースには一定の下ぶれ圧力がかかっていたが、これに対抗するリスクヘッジのツールは十分にあり、経済には強靱性と大きなポテンシャルが備わり、新型肺炎が抑制されれば、経済は急速に常態(tài)に戻るとみられる。さらに、供給側(cè)構(gòu)造改革を背景として、中國経済には引き続き好調(diào)さを維持する能力と自信があり、引き続き安定した発展傾向を維持し、経済はこれからも質(zhì)の向上が続くとみられる」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年2月11日