現(xiàn)在、各地は企業(yè)活動や工場での生産が再開する段階へと次々に移行しつつあり、外食産業(yè)も徐々に回復している。新型コロナウイルスの感染に直面して、消費者の飲食ニーズを満たすと同時に、飲食の安全を保障するにはどうしたらよいか。中國飯店協(xié)會が21日に、複數(shù)の外食ブランドと共同で初の「非接觸レストラン」を?qū)g施することを明らかにした?!附U済日報」が伝えた。
非接觸レストランの仕組みはこうだ。業(yè)者が注文専用のQRコードをレストランの外やロビーに掲示し、消費者が攜帯電話でそれをスキャンして料理を注文すると、後ろの廚房で料理の情報と受注番號を生成する。料理ができあがると、従業(yè)員が決まった受け取り場所まで運び、消費者は番號を確認してから自分の買った料理を受け取る。
同協(xié)會の関係責任者によると、今回の「非接觸レストラン」モデル店には、老舗レストラン、中國料理レストラン、中國式ファーストフード、西洋式ファーストフードの4タイプがあり、人々が外食に求める味は基本的に網(wǎng)羅している。またレストランには獨立した「非接觸料理受け取り配達員専用エリア」が設(shè)置され、配達員と客が接觸しないよう動線を分けている。
実際、2月初めには、多くの外食産業(yè)が相次いで「非接觸サービス」を試行した。消費者と配達員の安全を保障するため、百勝中國(ヤム?チャイナ)は傘下のケンタッキーとピザハットで「非接觸配達サービス」を打ち出した。消費者がアプリケーションやミニプログラムでオンライン注文する際、メッセージ?備考機能で「非接觸配達」プランを選び、料理を置く場所を指定し、消費者と配達員が直接接觸するのを避けられるというものだ。
喜茶や奈雪之茶も同じようなサービスを始めた。喜茶の関係責任者は、「2月1日から、デリバリーサービス『安心送』を開始し、各店舗で獨自にデリバリー安心カードを印刷し、そこに配達するまで料理に觸ったすべての従業(yè)員の名前と體溫を記入するようにした」と述べた。
特殊な時期の中、「非接觸」方式で飲食の安全を保障するのが、外食産業(yè)にとって有力な措置になっている?,F(xiàn)在、デリバリー大手?美団グループの提攜企業(yè)5萬社以上が「攜帯電話で注文機能」を開設(shè)し、3千社以上は店舗の「非接觸注文プラン」のバージョンアップを申請している。美団外売の「非接觸配達報告」をみると、1月26日から2月8日までの間に、「非接觸配達」を採用した注文量は全注文量の80%以上を占めたことがわかる。
「非接觸レストラン」モデル店の1つである真功夫の関係責任者によると、「感染が広がる今、『非接觸レストラン』がリスクを最小限に食い止められる経営モデルであることは間違いないし、感染拡大期間の外食産業(yè)経営に新たなアイディアを提供したともいえる。企業(yè)活動?工場の生産が再開して、消費者の飲食の安全が『非接觸レストラン』スタイルで保障され、レストランにも少しずつ客が戻り、いずれ増加傾向に転じるというのが、消費者とレストラン経営者が期待する狀況だろう」という。
北京華天飲食集団公司の賈飛躍社長の説明によれば、「感染が広がる今、消費者の飲食ニーズにも新たな特徴がみられるようになった。感染が企業(yè)経営にもたらす大きな打撃に科學的に対処すると同時に、感染拡大期間の消費者の飲食ニーズに応えるため、當社傘下の老舗企業(yè)は業(yè)務を積極的に調(diào)整し、サービスの重點を店舗での飲食から遠隔持ち帰り注文、料理の配達、オンラインデリバリーといったスタイルに移しつつある?,F(xiàn)在、傘下の二友居、同和居、同春園、慶豊包子舗などの店舗は全體として売上高の前年同期比減少幅が縮小し、一部の店舗は目に見えて回復?増加している」という。
同協(xié)會の関係責任者は、「『非接觸』は今後しばらく外食産業(yè)の常態(tài)になるとみられる。現(xiàn)在、感染対策は最も重要な段階にさしかかり、この段階では外食産業(yè)はまだ気を緩めてはならず、引き続き『非接觸配達』や『非接觸受注』などのスタイルで顧客にサービスを提供して、直接の接觸を減らすことが必要だ。そうすれば生産を回復すると同時に、感染対策と健康的な飲食という2つのニーズを同時に満たすこともできる」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年2月24日