武漢の都市封鎖も解除され、中國では企業(yè)の営業(yè)?操業(yè)再開がますます進(jìn)んでいる。社員食堂やレストランではパーティションで區(qū)切ったり、人數(shù)制限をしたりと色々な対策をとってはいるものの、利用するのは不安という理由から、弁當(dāng)を持參する會(huì)社員も増えている。今回は、そんな中國における弁當(dāng)事情を紹介していこう。人民網(wǎng)が伝えた。
冷たいごはんは食べません!
日本では地域や學(xué)校によって異なるものの、幼稚園は弁當(dāng)と給食、小學(xué)校は給食、中學(xué)、高校は再び弁當(dāng)がメインとなり、大學(xué)生や會(huì)社員になっても弁當(dāng)を持參する人も少なくない。日本では保溫機(jī)能付きの弁當(dāng)箱などもあるが、基本的に「冷めた」弁當(dāng)を食べるのが普通だ。そのため日本人は小さい頃から、冷めてもおいしく食べられるおかずや、夏場などの暑い時(shí)期でも傷みにくい弁當(dāng)、さらにはキャラ弁など栄養(yǎng)から彩りまで工夫を凝らした弁當(dāng)などを食べて大きくなる。
一方の中國では幼稚園から高校、大學(xué)まで給食や學(xué)生食堂があるので、學(xué)生時(shí)代に弁當(dāng)を持っていくことはほとんどない。また、「冷たいご飯を食べるのは胃に悪い」という考えが一般的だ。そのため、コンビニのおにぎりもサンドイッチも「溫めますか?」と聞かれるし、職場には必ずと言っていいほど弁當(dāng)などを溫めるためのレンジがおかれている。また弁當(dāng)箱もレンジ使用が可能なごっついガラス製であったり、保溫タイプや溫め機(jī)能付きの弁當(dāng)箱まで登場しており、「ホカホカ」に対して強(qiáng)いこだわりがある。
弁當(dāng)箱のサイズもビッグ!詰めるおかずも詰め方も大らか!
そもそも詰めるおかずのラインナップから異なり、大皿にドドーンと盛りつけられるような中國料理を弁當(dāng)箱に詰めようとするのだから、弁當(dāng)箱の仕様も日本と中國では當(dāng)然違ってくる。日本の弁當(dāng)箱は小さいスペースに仕切りなどを使い、様々なおかずをちまちまと隙間なく詰めていくが、中國の弁當(dāng)箱には食べたい量の主食とおかずを詰めるためのサイズが求められ、その詰め方も「大陸的な大らかさ」を感じさせてくれる。
これはテイクアウトやデリバリーの弁當(dāng)も同様で、中國料理の場合は、一応仕切りはあるものの、「おかずたちの主張」が半端ない。輸入癥例対策の一環(huán)で、ホテルに集中隔離された人々に支給された弁當(dāng)たちも日本人の目から見るとなかなか個(gè)性を放った弁當(dāng)のラインナップになっている。
【番外編】中國における遠(yuǎn)足や運(yùn)動(dòng)會(huì)などの弁當(dāng)は?
弁當(dāng)作りに力が入るのが遠(yuǎn)足や運(yùn)動(dòng)會(huì)といったイベントだが、中國では弁當(dāng)箱に詰めて持っていくよりもそのまま食べられるアイテムを組み合わせるという場合が多い。主食は中國北方エリアならマントウやパンなど小麥粉を使った食品、それに味付け卵やソーセージ、ザーサイといった「おかず」が脇を固め、水分補(bǔ)給と野菜という位置づけにキュウリの丸かじりが存在する。今ではデリバリーや観光地での外食産業(yè)も非常に発達(dá)しているため、選択肢は増えているが、こうした「王道アイテム」はまだまだ健在だ。
食堂とデリバリーの便利さには勝てない?
その安全さや健康志向から弁當(dāng)作りをする人は増えてはいるものの、「夕食のおかずを多めに作って詰めるが、彩りや栄養(yǎng)バランスがいまいち」、「朝から色々おかずを作るのは面倒くさい」といった人や、「新型コロナが収束したら、弁當(dāng)作りはやめて食堂で食べる」という人も少なくない。確かに中國の職場における食堂やデリバリーの便利さを考えるとこういった意見も仕方のないことなのかもしれない。(文?イラスト?玄番登史江、袁蒙)。
資料提供:崎田輝さん
イラストで知ろう!イマドキ中國
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「人民網(wǎng)日本語版」2020年4月30日