米メディアの報道によると、米ニュージャージー州ベルビル市のマイケル?メルハム市長はこのほど、自身が昨年11月に新型コロナウイルスに感染していたことを明らかにした。
これより前、米カリフォルニア州サンタクララ郡衛(wèi)生當局の検視報告により、米國で新型コロナウイルス感染が起こった時期が公式発表された時期よりはるかに早いことが裏付けられていた。
米ニュージャージー州ベルビル市のマイケル?メルハム市長
メルハム市長は當時を振り返り、「昨年11月にアトランティックシティで會議に參加し、11月21日に帰途についた際、急に體調(diào)不良を感じ、帰宅後から高熱や寒気など一連の癥狀が見られ、一晩中眠れなかった」と語った。
當時はちょうど米國でインフルエンザが流行っている時期で、醫(yī)師はメルハム市長がインフルエンザに感染したと考え、市長も新型コロナウイルスがニュージャージー州で爆発的に広がるまではこの診斷を受け入れていた。
政府はメルハム市長が當時新型コロナウイルスに感染するはずはないと強調(diào)したものの、市長はそれでも血液抗體検査を受けた。4月29日に結(jié)果が出ると、メルハム市長を診察した醫(yī)師は非常に驚愕した。検査の結(jié)果、メルハム市長にはすでに新型コロナウイルス抗體があることが分かったからだ。
4月30日、メルハム市長は検査結(jié)果を公表し、これまでの多くの重癥インフルエンザは新型コロナウイルスであった可能性が高いとする聲明を発表した。
自身の判斷の厳密性を裏付けるため、メルハム市長は同時に、「私の體內(nèi)にある抗體は長期間存在しており、最近できたものではない。この數(shù)ヶ月間で旅行したのはプエルトリコだけで、しかも1人暮らしだ」と強調(diào)した。
それだけでなく、メルハム市長は、「周囲の人のなかにも、昨年11月から12月に病気になり、しかも癥狀が重かったと言う人が多い」と注意を促した。
動畫のキャプチャー畫面
3月11日にはすでに、米國疾病予防管理センター(CDC)のロバート?レッドフィールド所長が、インフルエンザで死亡したとされている癥例の一部が実は新型コロナウイルス感染者だったことを認めている。
ジョンズ·ホプキンス大學の最新データによると、米國の新型コロナウイルス感染者は120萬人を超え、死者は7萬人を上回っている。米國は新型コロナウイルス感染の「震源地」となっており、これはトランプ大統(tǒng)領の対応が不十分であることと極めて関連性が高い。
米CDCのアン?シュチャット醫(yī)務総監(jiān)補は5月1日、米國の新型コロナウイルス検査が限られていた點と、中國以外の地域からの渡航者に対する旅行警報が遅かった點が、2月末から米國で新型コロナウイルス感染者が激増した原因であることを認めた。
こうした狀況にも関わらず、トランプ大統(tǒng)領は繰り返し責任を中國に押し付けようとし、ウイルスの起源と中國を結(jié)び付けることにあれこれと知恵を絞っている。(編集AK)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年5月6日