呉京(ウー?ジン)
2017年、張曼玉(マギー?チャン)、梁朝偉(トニー?レオン)、劉嘉玲(カリーナ?ラウ)、姜文(チアン?ウェン)、甄子丹(ドニー?イェン)が新會員の仲間入りを果たし、2018年に會員候補となった華人の映畫関係者の顔ぶれには、また新たな変化が発生した。映畫俳優(yōu)や名監(jiān)督のほか、プロデューサーの王中軍、王中磊、于冬および制作?音楽?編集?美術?衣裝メイクなどさまざまな分野の華人の映畫関係者も會員候補として招待された。
AMPAS會員數が毎年増え続ける中で、華人の映畫関係者が參加することもますます多くなった。だが、2018年時點で、AMPAS會員計9226人のうち、華人の割合はかなり低いレベルにとどまっていた。
黃覚の微博投稿に対して、俳優(yōu)の袁弘(ユエン?ホン)が、「これはおそらく、私が俳優(yōu)になって10年のうち、アカデミー賞に最も近づいたタイミングだ」と冗談交じりにコメントした?!弗ⅴ钎擤`賞」の話題の中にいるということは、作品がより多くの人に鑑賞され、選ばれるチャンスを摑んだことを意味する。とはいえ、「冷水を浴びせる」専門家も一方にいる。アカデミー賞は、少數の審査員が選出するカンヌ映畫祭やベネチア映畫祭と異なり、一人の委員が最終結果に及ぼす影響は、わずか數千分の一に過ぎないというのだ。外部からは、華人の委員が増えると、中國語作品がアカデミー賞各賞を受賞する確率が高まるのではと期待する聲が高まるかもしれないが、投票比率を見ると、その影響力はほぼ皆無に等しい。だが、中國映畫と世界全體との関係性を高めるという角度から見ると、「華人委員」の増加がそのような傾向を後押しすることは間違いない。
AMPAS會員になることは、中國の映畫関係者にとってより光栄なことであり、世間に認められた証といえるだろう。AMPAS會員リストに名前を連ねた中國人の各代表作は次の通り。
〇呉京:「流転の地球」、「戦狼」
〇黃覚:「ロングデイズ?ジャーニー」、「背徳と貴婦人」
〇趙濤:「帰れない二人」、「山河ノスタルジア」
これらの作品は、中國國內でとびぬけた興行成績を殘し、多くの國際映畫祭に出品し、業(yè)界の注目を集めた。
AMPASは數年前から調整を続けている。例えば昨年4月、「アカデミー外國語映畫賞」との名稱を「アカデミー國際長編映畫賞」に改めた。グローバルな映畫制作という環(huán)境下で「外國」という名前はすでに時代遅れだ、という認識による。より多くの中國の映畫関係者を新會員候補として招待したことも、最近の調整の一環(huán)であり、若年層の関心をより多く誘い、國際的に権威ある賞であり続けようとする彼らの意志が示されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年7月4日