ニシキコウジュの花畑となった銅山の鉱滓ダム跡地(撮影?盧長(zhǎng)江)。
安徽省銅陵市鳳凰山景勝地の高さ70メートルの位置にある相思谷鉱滓ダムで今、ニシキコウジュの花が満開となり一面の花畑になっている。秋風(fēng)で、ニシキコウジュの花が揺れると、パープルの海が揺れるような絶景となる。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。
約5.3ヘクタールのニシキコウジュの花畑は、かつては銅山の鉱滓ダムの跡地だった。省から環(huán)境規(guī)制に違反する企業(yè)と指摘され、市から重大事故の隠れたリスクがあるため改善命令を出された鉱滓ダムは、鳳凰山景勝地にとっては以前、「目の上の瘤」のような存在だった。この「瘤」を取り除き、より魅力ある景勝地にするために、鳳凰山景勝地は今年春、鉱滓ダムの跡地にニシキコウジュを植えた。
ニシキコウジュの中國(guó)語(yǔ)は「銅草花」で、銅を含む土壌に育つ植物。相思谷鉱滓ダムの土壤には銅がたくさん含まれており、ニシキコウジュにとって天然の「肥料」となっている。今年、大雨に見(jiàn)舞われたものの、ニシキコウジュはここですくすくと育ち、秋になると満開を迎えた。
ニシキコウジュの花畑となった銅山の鉱滓ダム跡地(撮影?盧長(zhǎng)江)。
もともと荒れ地だった鉱滓ダムの跡地には今、パープルのニシキコウジュの花が咲きほこり、花の海となっている。そして、その美しい景色を一目見(jiàn)ようと多くの観光客がやって來(lái)て、鳳凰山景勝地は今、活気づいている。さらにはこのパープルの花の海が多くの人にとって、秋に絶対に行っておきたい観光スポットとなっている。 (編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年11月6日