第3回中國國際輸入博覧會のスマート醫(yī)療フォーラムで7日、中國國家衛(wèi)生健康委員會のハイレベル専門家グループのメンバーである中國疾病予防管理センターの元疫學(xué)首席科學(xué)者?曾光氏が新型コロナウイルスの発生源に関して、権威ある分析と解説を行った。
多くの人々の関心の的である「第0號患者」は誰で、発生源はどこなのかという問題について、曾氏は、「疫病がどこで発生したのかは、通常、はっきりとは分からない。はっきりしているのは、例外的なケースだ。疫病は自然界で進(jìn)展するもので、何年かかって、どれほどの動物が関係して発生するのかは分からない。それが変化して強(qiáng)くなり、最終的にヒトが感染して、ヒトの間で伝播して初めて、発見されることになる。その時に、どの人がどの動物から感染したのか、その歴史をたどるというのは至難の業(yè)だ??茖W(xué)界では、『第0號患者』を特定しようとするよりも、新たに発生する疫病をすぐに発見し、ウイルストレーサビリティを行って発生した位置を確定し、どのように感染を食い止めるか、どのように発見するか、どのように治療するかなどの公共衛(wèi)生対応策を制定しなければならないという見方がほとんどだ」と指摘する。
そして、「今後も、世界で新たな疫病が発生するだろう。そのため、公共衛(wèi)生システムの布石打ち強(qiáng)化は非常に重要だ。中國で最も早く新型コロナウイルス感染が発見された主な原因の一つは、重癥急性呼吸器癥候群(SARS)を経験したからだ。中國は原因不明の肺炎を報告するシステムを構(gòu)築している。そのシステムがあるため、中國は世界で最初に新型コロナウイルスを発見することができた。しかし、発見するのが早いと、誤解されやすい。今回は湖北省武漢市でまず発見され、世界にも報告した。しかし、現(xiàn)在の研究では、新型コロナウイルスは國外で最も早く発生した可能性が非常に高いと見られている。中國が一番最初に発見したからといって、中國が発生源であるとは限らない」との見方を示した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年11月11日