第3回中國國際輸入博覧會に出展した日本の株式會社不二越は、1928年に創(chuàng)立された製造業(yè)企業(yè)で、主に工業(yè)チェーンを広くカバーする工具?工作機械を生産し、オーダーメイドの自動化ソリューションを提供する。輸入博には3回連続での出展で、今回は「中國の奇跡を見た!」と感嘆の聲を上げている。新華社が伝えた。
不二越の1300平方メートルを超えるブースは技術裝備館の一番いい場所にあり、マテリアル、カッター、ベアリング、ロボットアーム、「ターンキー」自動化ソリューションと同社の業(yè)務が出そろい、中國法人の劉暁兵副社長は、「工業(yè)チェーンの工作機械がほしければ、うちでほぼ全部そろう」と胸を張る。
ロボットアームが活発に動く様子はまるで「鋼鉄の男」といった風情だが、この自信にあふれた不二越でさえ、新型コロナウイルス感染癥では大きな打撃を受けた。
劉氏は、「不二越は感染癥で非常に大きな影響を受けたが、中國市場で奇跡が起きた。今年2月の売り上げは非常に心配なものだったが、なんと、3月から中國市場は回復し始め、4月になると當社は坂を上り始め、5月には過去最高の売り上げを記録した。こんなことができるのは中國だけだと思う」と述べた。統(tǒng)計によると、今年の不二越の中國市場売上高は基本的に前年並みか、前年をやや上回る見込みだ。
ABBグループやシーメンスなどのライバルに比べ、不二越の中國市場進出は決して早くなく、知名度も低かった。しかし幸いなことに不二越は輸入博のチャンスを逃さなかった?!篙斎氩─蠀gなる展示會や応用シーンではなく、市場開発のプラットフォームだ」という。
劉氏はこれまでの輸入博でのエピソードを話してくれた。「これまでに參加した展示會は業(yè)界の展示會が多く、同業(yè)者間で學び合い、経験を共有するものだった。一方、輸入博は業(yè)界の枠を超えたプラットフォームで、うちも醫(yī)療、アパレル、バスルーム業(yè)界の関係者と相談?商談を行っている。アイディアの多くは顧客からのヒントによるもので、顧客がニーズを打ち出し、當社はそれに応えようとあれこれ考える中で、新分野を開拓してきた。江蘇省の醫(yī)療設備メーカーとも輸入博で知り合い、このメーカーのために10種類近いシステムを作った。今後も引き続き協(xié)力を進める予定で、ロボットの販売量は數(shù)千臺に達すると見込んでいる」。
ここ數(shù)年、不二越の中國での売上高はアジアでの売上高全體の50%を占め、北米地域を抜いて世界最大の市場になった。劉氏は、「中國市場の魅力はとても大きく、売上のポテンシャルが大きいだけでなく、より重要なことは中國市場から未來が見えるという點だ」と述べた。
市場ニーズの変化は企業(yè)の変化への対応力を試すことになる。新エネルギー自動車の急速な臺頭は不二越が直面する挑戦だ。劉氏は、「當社のカッターやベアリングは自動車産業(yè)での応用が多い。電気自動車が臺頭し、エンジンは不要になり、トランスミッションはなくなった。當社は一部製品は市場を失ったということだ。それではどんな製品を打ち出して市場の変化に対応していけばいいのか。輸入博で、當社は未來の業(yè)界の発展トレンドを見ることができる」と述べた。
新エネルギー、情報技術(IT)、新材料が今回の輸入博技術裝備館の注目ワードで、多くのメーカーの展示ブースからその注目ぶりがうかがえる。劉氏は、「當社は変化を前にしてこれを重視しないわけにはいかない。流れとともに進み、できることなら一歩先をいきたい。そうでなければ生き殘れない」と述べた。
輸入博で、不二越のように殻を破ろうと努力し続ける企業(yè)をほかにも數(shù)多く見かける。こうした企業(yè)が感染癥の中でも世界各地から上海に駆けつけたのは、ここでなら奇跡を起こせると信じているからかもしれない。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年11月10日