報告書のスクリーンショット（畫像提供はGSMA）

モバイルワールドコングレス（MWC）上海2021が23日から25日まで上海市で開催される。主催者である移動通信関連の業(yè)界団體GSMアソシエーションは上海で22日、「中國モバイル経済発展報告2021」を発表した。その內(nèi)容から、5Gの急速な普及に伴い、中國が5G応用の世界的リーダーの一人になったことがわかる。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

同報告のデータによると、21年1月末現(xiàn)在、世界57ヶ國にはすでに144の5G商用ネットワークがあり、5Gシステムに接続する端末數(shù)は2億3500萬臺に達(dá)した。

このうち、20年の中國は5Gが力強く成長し、世界最大の5G市場になったという。20年末現(xiàn)在、中國の5G接続端末數(shù)は2億臺を超え、世界全體の87％を占めた。中國の5G成長は、國の政策的支援、通信キャリアのインフラ計畫をめぐる努力、ターミナルデバイスの生態(tài)システムの勢いある発展などによるところが大きい。20年には新型コロナウイルス感染癥が発生したが、中國の通信キャリアは計畫を変更することなく5G基地局約60萬ヶ所を新たに建設(shè)し、21年もさらに基地局を増やす計畫だ。

同報告は、5Gへの急速な移行は、中國の4G応用がすでにピークに達(dá)したことを物語る。20年には4Gの浸透率が初めて低下に転じ、普及を続ける5Gサービスに移行する消費者がますます増えるに従って、今後數(shù)年間は4Gの低下傾向が続くとみられる。GSMAインテリジェンスが2020年に行った消費者に焦點を當(dāng)てた調(diào)査報告書によると、中國の消費者は世界の他の市場の消費者よりも5Gへのバージョンアップへの意欲が高いという。これは大陸部で5Gデバイスの売上げが持続的に伸びていることと大きな関係がある。20年の5Gスマートフォンの販売量は1億6300萬臺で、スマホ販売量の約53％を占めた。25年には中國のネットワーク接続デバイス全體に占める4G端末の割合は53％、5G端末は47％になると予想される。予測可能な未來の中で、この2種類の技術(shù)が中國のモバイルアクセスネットワークをを共に主導(dǎo)していくとみられる。

また同消費者報告書によると、感染癥が中國のモバイルデータフローに大きな影響を與えた。20年年初の感染狀況が深刻だった時期には、中國人の大半が自宅にこもって防疫措置を取るようになった。これによりモバイルインターネットの利用時間が急増して、1ユーザー1日あたり7.3時間になり、感染癥発生前に比べて1時間以上増えた。これは主に仕事、勉強、買い物など日常の活動がネットワークチャンネルに移行したためだ。感染癥はデジタル金融の利用も加速させた。同消費者報告書のデータでは、中國では現(xiàn)在、スマホユーザーの約46％が非接觸式モバイル決済技術(shù)を利用した消費を1週間に少なくとも1回は行うという。一方で、日本ではこの割合が30％、米國では20％だ。

また同消費者報告書は、「中國には華為（ファーウェイ）、OPPO、真我、小米といった世界的に評価の高いスマホメーカーが複數(shù)社ある。豊富な製品ラインナップと価格での優(yōu)位性により、中國のOEM（相手先ブランド名製造）メーカーは過去５年間、一歩一歩著実に前進(jìn)し、市場シェアを拡大し、世界各地に向かって発展してきた。中國のスマホ製造はこれから、中國國內(nèi)はもとより世界の5Gの応用に影響を與えることになるだろう」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年2月23日