日本政府は13日、東京電力福島第一原子力発電所の汚染処理水の海洋放出を決定した。この決定に対し、日本國(guó)民の間から不満と疑問(wèn)の聲が上がっただけでなく、中國(guó)や韓國(guó)などの周辺國(guó)も相次いで反対を表明した。海洋放出以外に、もっといい汚染処理水の処理方法が本當(dāng)になかったのだろうか。中國(guó)中央テレビが伝えた。
おそらく多くの人が答えを考えつくだろうが、最も真実に近い答えを知ることはおそらく非常に難しい。日本政府が繰り返し行なう説明はこうだ?!溉毡兢蠂?guó)土が非常に狹いので、地下埋設(shè)などの処理方法を取ることはできない」。水蒸気にして放出する方法などに比べて、海洋放出は操作がより簡(jiǎn)単で、技術(shù)がより成熟しており、さらに重要なのはコストがより低いということだ。日本の環(huán)境専門(mén)家の中には、「既存の技術(shù)?方法によって、汚染処理水を陸地に貯蔵するというのが、今まさに採(cǎi)用しているやり方であり、実はこれこそ最良のソリューションだ。一方で、海洋放出は一種の怠惰で無(wú)責(zé)任なやり方だ」と言う人もいる。そして実際、日本は汚染処理水を自國(guó)內(nèi)に貯蔵しないという方法を選択した。
清華大學(xué)環(huán)境學(xué)院の教授で、原子力環(huán)境工學(xué)教研所の王毅所長(zhǎng)は、「現(xiàn)在の狀況から考えて、放射性物質(zhì)のトリチウムの濃度はまだ非常に高い。海に放出して海水によって希釈されると、1リットルまたは1立方メートルあたりの放射能濃度は低下するが、日本はまず汚染処理水を集めて、半減期を2-3回、できれば4回経過(guò)して放射能を減らすとよい。言い換えれば、これから30-50年間貯蔵して、それから海洋放出すればより安全になるということだ。また福島原発の事故発生から現(xiàn)在すでに10年が経過(guò)しており、メディアの報(bào)道によれば、日本にはこれまでに合わせて137萬(wàn)立方メートルの汚染処理水しか貯蔵されていないという。今後10年間に貯蔵される汚染処理水は間違いなくこの137萬(wàn)立方メートルより少なくなることから、日本には汚染処理水を集めて単獨(dú)で貯蔵する能力が完全にあると考えている。そのためこのほど決定した海洋放出というやり方は、極めて無(wú)責(zé)任なものであり、世界の公衆(zhòng)健康と安全及び周辺國(guó)の人々の切実な利益を大きく損なうものとなる」と述べた。
日本政府は福島原発の汚染処理水の海洋放出を決定したが、隣國(guó)と友好的に話し合うべきではなかっただろうか。王氏は、「話し合いは絶対に必要だ。海はすべての人類にとって共通の財(cái)産であり、日本だけのものではないし、日本が好きなようにできる『裏庭の池』でもない。特に隣國(guó)である中國(guó)と韓國(guó)の両國(guó)に対しては、一言斷りを入れるべきだ。また中韓などの検査測(cè)定能力のある國(guó)が、日本の汚染処理水のデータの真実性を検証すべきだ。放出は全プロセス、たとえば毎年の放出量や放出地點(diǎn)などについて、必ず情報(bào)を公開(kāi)して透明性を確保し、環(huán)太平洋諸國(guó)の監(jiān)督管理の下で行なわなければならない。そうしてこそ一つの國(guó)が取るべき責(zé)任ある態(tài)度だ。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年4月14日