日本の今年のゴールデンウィーク（GW）は冷え込み気味だった。

GW中、普段は人通りの多い東京?明治通りにあるラーメン店「一風(fēng)堂」には営業(yè)停止のお知らせが張り出されていた。改裝工事のためだという。新型コロナウイルス感染癥の中、日本の外食サービス業(yè)は経営難に陥り、店を開けても赤字が出るという狀況で、営業(yè)を停止して改裝に踏み切る店が珍しくないものの、GW中というのはやや驚きだった。

日本のGWは5月1日前後の祝休日が続く期間のことを指し、家族や友人と連れだって出かけたり遊んだりする人が多い。そのため、GWをめぐるビジネスは日本企業(yè)が特に重視する商戦の1つになっている。

感染癥が深刻化したため、日本政府は4月23日夜、東京都、大阪府、京都府、兵庫県の4都府県で25日から緊急事態(tài)宣言を発出し、期間を4月25日から5月11日までとした。

期間中、政府は國民にできるだけ外出しないよう求め、大型商業(yè)施設(shè)には休業(yè)を要請し、スポーツイベントなどの大規(guī)模イベントは原則として無観客開催とし、飲食店は8時閉店でアルコール類の提供は終日禁止するとした。

東京の渋谷駅近くの居酒屋「三平酒寮」の小野寺琢哉店長は、「アルコール類の売上高はうちの店の売上高の半分以上を占める。アルコールを出せない居酒屋は、店を開ける意味がない。いっそ店を閉めてしまった方がいい」と話した。

日本メディアの報道によると、飲食店だけでなく、アルコールや食材の卸売業(yè)の企業(yè)の業(yè)務(wù)にも大きな影響が出ている。キリン、サントリー、サッポロなどのビールメーカーからは、「返品が相次ぐ深刻な狀況で、宣言が出された地域の市場に非常に注目するとともに対策を検討している」といった聲が相次いで聞こえてくる。

家電チェーンのヤマダ電機(jī)、コジマ、総合デパートの三越伊勢丹、高島屋などは政府の呼びかけに応じ、対象エリアにある店舗の営業(yè)時間を短縮する、一部店舗を休業(yè)にするか生活必需品以外のフロア?売り場を閉鎖するなどの対応を取っている。政府が3回目の緊急事態(tài)宣言を出す前から、デパートやアパレル小売などの企業(yè)は株価が大きく下落していた。

調(diào)査によると、回答者の約8割が「感染癥の深刻化が今年のGWの予定に影響した」と答え、7割が「旅行や帰省はしない」と答えた。

日本は昨年のGWも全國的に緊急事態(tài)のただ中にあったため、今年のGWは空の便の予約狀況は前年同期に比べれば目に見えて好転したが、航空業(yè)に対する感染癥の影響は依然として大きい。日本の主要航空會社がこのほど発表したデータによると、今年のGWの國內(nèi)便の予約水準(zhǔn)は2019年の約6割にとどまり、國際便は1割にも満たなかった。

日本の第一生命経済研究所の永濱利廣首席エコノミストは、「日本の他の地域にも感染癥が蔓延しており、緊急事態(tài)の範(fàn)囲が拡大され、期間も延長される可能性がある。経済回復(fù)が大きな影響を被ることは避けられないだろう」との見方を示した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年5月13日