上海から公共バスを乗り継ぎ、5泊6日をかけて北京まで旅した大學(xué)2年の男子學(xué)生が最近、中國(guó)のネットで大きな話(huà)題となり、検索ランキング入りを果たしている。その移動(dòng)距離は1810キロに達(dá)し、通過(guò)したバス停はなんと1291ヶ所、バス料金として合計(jì)381元(1元は約17円)を費(fèi)やしたという。
今回、公共バスで旅したのは華東理工大學(xué)2年生の唐さんで、4月29日に上海の奉賢區(qū)を出発し、5月4日に北京昌平區(qū)の路荘村に到著した。乗り継ぎのため、少し移動(dòng)しなければならなかった區(qū)間が1ヶ所だけあったものの、その他は全て公共バスをうまく乗り継いで移動(dòng)することができ、最も長(zhǎng)い日で16時(shí)間バスに乗り続けたという。
旅行中、唐さんがきちんとした食事を食べたのは1日に1回、夕食だけ。それ以外はクラッカーや牛乳で飢えをしのぎ、夜は安宿に泊まったという。
今月9日、唐さんは、動(dòng)畫(huà)共有サイト?bilibili(ビリビリ)に、上海を出発して北京に到著するまでの全行程をまとめた約16分間の動(dòng)畫(huà)を投稿。動(dòng)畫(huà)を見(jiàn)ると、周りの乗客の話(huà)す方言がどんどん変化している。また、各地の風(fēng)土、人情も、公共バスを通して見(jiàn)ることができる。
動(dòng)畫(huà)には、唐さんが上海を出発した後通過(guò)した蘇州、無(wú)錫、泰州、揚(yáng)州、淮安、宿遷、徐州、済寧、泰安、済南、徳州、衡水、保定が映っており、最後は北京に到著している。
動(dòng)畫(huà)は多くのネットユーザーの間で好評(píng)を博しており、ビリビリ上では、映像が別の都市に切り替わるたびに、「〇〇へようこそ」という弾幕が流れ、「私がやってみたかったけど、やったことがないことをしている」というコメントを寄せるネットユーザーもいた。
実は唐さんが公共バスを乗り継いで旅をするのは今回が初めてではなく、2019年にも、上海から南京まで旅したほか、今年3月にも、溫州から上海まで公共バス乗り継ぎの旅に挑戦している。この2回の様子をまとめた動(dòng)畫(huà)もビリビリに投稿されている。
唐さんは取材に対して、「検索ランキング入りするとは予想もしていなかった。僕は地理が大好きで、今回の計(jì)畫(huà)は5‐6日かけて立てた。今回のルートは、公共バスの各路線(xiàn)がしっかりと繋がっていた。でも、もっと北へ向かうと、乗り継ぎが難しくなるので、終點(diǎn)を北京に設(shè)定した」と説明した。
唐さんは、今回の旅を通して、南の上海から北京に向かって少しずつ北へ移動(dòng)するにつれて、建物のスタイルや地域の様子、庶民の話(huà)す方言が少しずつ変化していく様子を自分の目で見(jiàn)、以前に教科書(shū)で見(jiàn)たことのある地理に関する知識(shí)や風(fēng)土、人情を自分の肌で感じることができたと感慨深く話(huà)した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年5月14日