地図の上では、安徽省舒城県干汊河鎮(zhèn)は決して目立つ存在ではない。しかし、バドミントンのシャトル産業(yè)の勢(shì)力図を見(jiàn)ると、この村は非常に際立った存在で、ここから毎年6000萬(wàn)個(gè)のシャトルが世界へと「飛んで」いく。
安徽文傑體育用品有限公司の汪広文総経理は、干汊河鎮(zhèn)で最も早くにシャトル産業(yè)に參入した人の一人だ。1980年代初めの頃には、でんでん太鼓を鳴らしながら街中でアヒルの羽根を売り歩いていた。「あの頃は、周りにある霍山県などからアヒルの羽根を仕入れて、浙江省のシャトル加工工場(chǎng)に売っていた」という。
そんな商売をしているうちに、汪総経理とその仲間は、シャトル産業(yè)の大きな可能性を目にし、この事業(yè)で成功するためのコツもつかんだ。そして2001年、汪総経理は販売業(yè)をやめて加工業(yè)者となり、干汊河鎮(zhèn)で1軒目となるシャトル材料工場(chǎng)を立ち上げ、原材料となる羽根のカットを始めた。そして、2008年にOEMを始め、2010年にはオリジナルブランド「文傑」を立ち上げた。「文傑體育」は現(xiàn)在、毎年1000萬(wàn)個(gè)以上のシャトルを生産しており、その規(guī)模は全國(guó)トップ10に入っている。
「シャトルは小さいからといって馬鹿にしてはいけない。アヒルの羽根が工場(chǎng)に入荷してから、完成したシャトルが出荷されるまでに、約40の工程がある。かなりの技術(shù)力が必要だ」と話す汪総経理は、生産の部分に関しては一貫して産業(yè)チェーン全體を手掛ける方針を貫いている?!袱长欷坤确鶐冥浃椁胜堡欷肖胜椁胜い⒅鲗?dǎo)権は自分でしっかりと握ることができる」と汪総経理は話す。
干汊河鎮(zhèn)には、汪総経理のような「サクセスストーリー」がたくさんある。
同鎮(zhèn)黨委員會(huì)の王煥然副書(shū)記は、「省級(jí)バドミントン産業(yè)クラスター専業(yè)鎮(zhèn)である當(dāng)鎮(zhèn)には現(xiàn)在、羽根の仕入れ、選定、カット、さらにはシャトルやラケットの生産に直接従事している企業(yè)が51社ある。うち、28社の年商は1000萬(wàn)元(1元は約17円)を超え、年間6000萬(wàn)個(gè)のシャトルを生産している。バドミントン産業(yè)の年間売上高は10億元を超え、5000人以上の雇用を創(chuàng)出している」と説明。今後については、「人材育成や投資誘致を強(qiáng)化することで、産業(yè)クラスターの発展と高度化を促進(jìn)し、産業(yè)の売上高20億元超えを目指したい」と話した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年8月12日