習(xí)近平中共中央総書記(國家主席、中央軍事委員會主席)は19日、北京市で第3回「一帯一路」(the Belt and Road)建設(shè)座談會に出席し、重要談話を発表した。習(xí)総書記は座談會において、20年以上前の出來事を振り返った。人民網(wǎng)が伝えた。
習(xí)近平総書記は福建省で勤務(wù)している期間中に、パプアニューギニアのイースタンハイランド州のラファナマ知事と會談した。
「知事に菌草のことを紹介すると、非常に興味津々だった。そこで私は林占熺氏を派遣した」
林氏はその會談後、すぐに遠(yuǎn)く南太平洋を訪れた。
■菌草技術(shù)で千萬単位の農(nóng)家が貧困脫卻
今年10月、寧夏回族自治區(qū)石嘴山市寶豊村で、豊作を迎えた畑で村人に菌草について説明する林氏。撮影?林良輝
林氏は福建農(nóng)林大學(xué)教授、國家菌草プロジェクト技術(shù)研究センター首席科學(xué)者、そして菌草技術(shù)の開発者で、「世界菌草技術(shù)の父」と呼ばれる。
林氏は1983年に福建省長汀県を調(diào)査した。現(xiàn)地の人々はシイタケ栽培によって貧困から脫卻し豊かになるのを目指していたが、木を切りシイタケを栽培しても豊かにならなかったどころか、現(xiàn)地の生態(tài)系の悪化で、土地が砂地化し、貧困がさらに激化した。林氏は大學(xué)に戻ると林業(yè)栽培の代替案を模索した。これはつまり、木の代わりに草を使う菌草の研究だ。1000日以上に及ぶ日夜の奮闘により、林氏は1986年に菌草技術(shù)の開発に成功した。
福建省と寧夏回族自治區(qū)は1996年にペアリング貧困者支援協(xié)力を開始した。林氏とチームは菌草の種を6ケース持ち、固原市彭陽県に向かった。林氏は古城鎮(zhèn)小岔溝村で27世帯の農(nóng)家を選び、トウモロコシの莖と小麥の莖でキノコを栽培した。半年內(nèi)に試験に參加した農(nóng)家の収入が1世帯あたり2000元にのぼった。収入が最高の農(nóng)家は面積が50平方メートルにも満たないハウスの中でヒラタケを栽培し、純収入が1萬元にのぼり、面積1.8ヘクタールの小麥栽培の収入を上回っていた。
寧夏回族自治區(qū)では2007年時點ですでに1萬7500世帯が菌草生産に參加し、1萬7500棟のハウスを作り、生産高が1億元近くにのぼった。キノコ栽培農(nóng)家の年収は平均で5000元以上増えた。菌草業(yè)は福建?寧夏ペアリング貧困者支援協(xié)力の重要産業(yè)になった。數(shù)多くの農(nóng)家が菌草生産の発展により貧困に別れを告げた。
今年7月、寧夏回族自治區(qū)の菌草栽培地で來賓に菌草技術(shù)を説明する林氏。撮影?林良輝
菌草技術(shù)は1986年から現(xiàn)在まで、全國31省(自治區(qū)?直轄市)の506県に推進(jìn)?拡大しており、千萬単位の農(nóng)家が貧困から脫卻し豊かになるのを支援している。そして木の代わりに草を使いシイタケを栽培するだけでも、全國で2000萬立方メートルの森林伐採を回避できる。