「グリーンな五輪開催」は北京冬季五輪の常に重要な理念の一つだが、各會場で使用される「グリーン電力」はその理念の現(xiàn)れと言える。では各會場で使われる「グリーン電力」とはどこからもたらされているのだろうか?
北京冬季五輪の開催期間中、3大ゾーンの全26會場でグリーン電力が使われる。全會場でグリーン電力を100%利用するのは五輪史上初となる。
報道によると、これらのグリーン電力は張北再生可能エネルギー柔軟性直流送電網(wǎng)試験模範プロジェクトからもたらされている。張北は風力発電と太陽光発電の資源が非常に豊富となっている。同プロジェクトは北京に毎年約140億kWhのグリーン電力を送電し、北京の約10分の1の電力消費量を擔うことを可能にしている。そして北京冬季五輪の北京と延慶ゾーンの電力の需要を直接満たすことになる。また張家口ゾーンの冬季五輪會場は現(xiàn)地のグリーン電力を利用している。
同プロジェクトの投資総額は125億元(1元は約17.8円)。張北、康保、豊寧、北京の4つの変換所を新設(shè)し、その定格電圧は±500kV、定格送電能力は450萬kW、送電線の全長は666キロメートルとなっている。張北新エネ拠點、豊寧蓄エネ電源、北京負荷センターは高い信頼性で相互接続されており、エネルギー供給に占めるクリーンの割合を大幅に上げている。こうして北京冬季五輪に力強く、十分なグリーンエネルギーサポートを提供している。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年12月22日