上空から見ると巨大な雲(yún)のような形のオール高架駅で、待合ホールには「宇宙カプセル」のような改札口が並び、地上5階地下4階建てで、中には「雲(yún)のホール」、外にも「雲(yún)のゲート」がある。そんな雲(yún)をモチーフにした特大高速鉄道駅「杭州西駅」が、その神秘のベールを脫ごうとしている。
高速列車「復(fù)興號」が、パープルの制服を著た乗務(wù)員4人が待つプラットフォームにゆっくりと入り、列車発著をシミュレーションするテストがこのほど始まった。
杭州西駅は、安徽省合肥市と浙江省杭州市を結(jié)ぶ合杭高速鉄道の湖州‐杭州區(qū)間では最大の新設(shè)駅で、建築総面積はサッカーコート70個分に相當(dāng)する約51萬平方メートルだ。同路線は現(xiàn)在、ダイヤに基づく試運行の段階に入っており、間もなく開通する予定だ。
「空に浮かぶ雲(yún)」が発電
上空から見ると、この迫力満點の特大鉄道旅客駅は、大きな雲(yún)のように見える。巨大な建物は白を基調(diào)とし、水色の天窓は巨大な星のように光って見える。
駅の屋上には、発電容量3MWの単結(jié)晶シリコンのソーラーパネルが1.5萬平方メートルにわたって並んでいるため、晝間でもキラキラと光っている。
杭州西駅は、「使う分の電気は屋上で発電し、余った電気は売る」というスタイルを採用している。予想年間発電量は231萬kWhで、駅の広告や商業(yè)、エアコンなどに使うことができ、年間で標(biāo)準(zhǔn)石炭約830トンを節(jié)約できるほか、二酸化炭素の排出も約2300トン削減でき、電気コストを効果的に低減できるようになっている。
雲(yún)をモチーフにしたファンタジックな駅から出発
待合室に入って上を見上げると、屋根は雲(yún)や霧が動いているように見える作りになっている。駅全體は雲(yún)をモチーフにした設(shè)計になっており、獨特なデザインの改札口は、まるでSF映畫に出てくる「宇宙カプセル」にように見える。旅客は駅に入り、華やかなゴールドアーチをくぐって、エレベーターに乗り、プラットフォームへと移動し、列車に乗ることになる。
杭州西駅の南側(cè)にある「雲(yún)のゲート」は、実際に見てみないと実感できないほど巨大だ?!鸽?yún)」をモチーフにしたこの大きなゲートは、巨大な四角形で、真ん中の部分が丸みを帯びた開口部になっており、ミステリアスでファンタジックなデザインとなっている。
夜間の「雲(yún)のゲート」イメージ図
計畫では、「雲(yún)のゲート」の內(nèi)部に商業(yè)、オフィス、會議?展示といった機(jī)能が集められ、ビジネスや観光、ショッピング、會議?展示などのニーズを満たすことになっている。
杭州西駅の中には、セキュリティチェックを受けることなく駅を通り抜けることができる通路もあり、その際に駅を見學(xué)?観光できる點は注目に値する。
設(shè)計速度350キロの合杭高速鉄道?湖州‐杭州區(qū)間が開通すれば、浙江省の1時間交通圏がさらに整備されることになる。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年9月5日