(寫真提供?湖北日?qǐng)?bào))

完全人工環(huán)境下で繁殖に成功した2代目長江スナメリの「YYc」は最近、2歳の誕生日を迎えた。今月13日に開催された名前公募のイベントで、中國科學(xué)院水生生物研究所の副研究員?郝玉江氏が「YYc」の最新の狀況について説明した。中國新聞社が報(bào)じた。

郝氏は、「誕生後は水面に出て、呼吸し、母親の長江スナメリと良い関係を築き、授乳してもらわなければならない。2歳になるまでは、脆弱であると同時(shí)にカギとなる期間だ?！篩Yc』の繁殖に成功し、すくすく成長しているということは、長江スナメリの人工飼育繁殖研究が新たなステージに突入したことを示している」と説明する。

2020年6月3日に生まれたオスの「YYc」の母親となったスナメリは、2009年に江西省の鄱陽湖から、中國科學(xué)院水生所ヨウスコウカワイルカ館に移され、飼育されている「洋洋(ヤンヤン)」。父親となったスナメリは、同館で2005年に生まれた「淘淘(タオタオ)」で、世界で初めて飼育下で繁殖に成功した長江スナメリだ。

(寫真提供?湖北日?qǐng)?bào))

「YYc」の飼育員?鄧正宇によると、「YYc」は誕生後、「洋洋」と順調(diào)に親子の関係を築いた?！秆笱蟆工文溉椁鲜证柿郡?、「YYc」に豊富な栄養(yǎng)を提供した。今年初めの測(cè)定では、その體長は130センチ、體重は70キロと、ヨウスコウカワイルカ館で最も太った長江スナメリとなっている。2歳4ヶ月になった「YYc」は、遊ぶのが好きで、やんちゃで、甘えん坊で、人懐っこく、1日に魚4キロを食べるという。

郝氏によると、中國科學(xué)院水生所は1996年から長江スナメリの人工飼育?繁殖に取り組み始め、人工環(huán)境における成熟した飼育?繁殖技術(shù)體系がすでに確立されている。ヨウスコウカワイルカ館では現(xiàn)在、長江スナメリ7頭が飼育されており、うち二代目の2頭を含む4頭が人工環(huán)境下で繁殖した?！竃Yc」のほか、今年6月にはメスの長江スナメリ「F9C22」も生まれたという。

長江スナメリは、中國固有の貴重な淡水性の小型鯨類で、2017年の科學(xué)調(diào)査では、個(gè)體數(shù)は約1012頭で、近絶滅種（CR）に指定されている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年10月14日