雲南省麗江雪山軌道交通有限公司はこのほど、今月末に麗江パノラマ山間観光列車の運行をスタートすることを明らかにした。
これは、中國が獨自に開発した世界初のパノラマ山間観光列車で、プロジェクト投資総額は30億7500萬元(1元は約19.5円)。ブルーを基調とした車體で、內裝には麗江東巴文化や納西(ナシ)族のアート要素を取り入れており、麗江の自然景観と民族風情が十分に表現(xiàn)されている。
そして列車のハイライトとなるのが大きな車窓。車體側面の窓ガラスは、高さが1.9メートルにもおよび、車両側面上部がカーブした構造となっており、その超特大サイズのカーブしたデザインにより乗客は窓から広い視界で景色を楽しむことができる。そこから列車の名前は「天空の鏡」號と名付けられた。
パノラマウィンドウは、電動で色を調整できるガラスを使用しており、日照の強さに応じて窓の色を調整できる。これにより乗客は車內から「死角なし」のパノラマ風景を楽しめる上、眩しい光によって視野が遮られることもない。
麗江パノラマ観光列車第一期プロジェクトは、全長約20.8キロメートル、設計速度は時速70キロメートル。白沙古鎮(zhèn)、玉水寨、東巴谷、甘海子などの主要景勝地およびネットで人気の観光スポットを繋ぐ、麗江市初の都市軌道交通路線で、世界文化遺産の麗江古鎮(zhèn)と玉竜雪山5A景勝地を結ぶ観光専用路線となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年4月17日