中國では今、卒業(yè)シーズンを迎えている。そんな中、今月14日、四川省の西南石油大學南充キャンパスでは、キャンパス內(nèi)にある竜井湖で魚を捕るイベント第3回「有魚有情懐?有漁有未來」が開催。捕れた魚約1.55トンが調(diào)理され、全大學の教員?學生に無料で振る舞われるなど、同大學ならではの卒業(yè)シーズンとなっている。紅星新聞が報じた。
今年は、例年になく豊漁となったという。竜井湖で魚を捕っていた漁師は、「2キロ以下なら『小さな魚』なので、湖に返した。この湖には様々な魚が生息していて、今日は約1.55トンを水揚げした。一番大きかったのは草魚で、8.5キロあった」と話した。魚が次々と水揚げされるのを目にした學生たちが集まり、寫真を撮影したり、大學側(cè)が企畫したこの特別な卒業(yè)プレゼントに感謝したりしていた。
同キャンパスの関係責任者は、「魚を捕るイベントを開催しているのは、労働が美を生み出すという竜井湖文化を伝承するため。大學側(cè)は本職の漁師を招いているだけでなく、網(wǎng)を投じて、引き上げ、魚をカゴに移し、調(diào)理するなど、全ての過程に學生も參加してもらっている。こうした労働教育を通して、學生には労働の大変さや収獲の喜びを體感してほしい」としている。
西南石油大學は創(chuàng)立60周年を迎えた2018年から、南充キャンパスで同イベントの開催を始め、中國國內(nèi)外の學生や社會から高く評価されてきた。竜井湖はかつて教員や學生が少しずつ掘って広げたことで、現(xiàn)在の敷地面積5ヘクタールの大きさとなった。湖の中にある島も教員と學生が力を合わせて作り上げた島だ。そしてそんな竜井湖の湖畔で學業(yè)に勵んだ學生たちが卒業(yè)を迎え、毎年中國全土へと旅立っていく。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年6月16日