ソチ五輪期間に中露両國(guó)首脳が2015年に第2次大戦勝利記念行事の共同開(kāi)催を決定したことが注目されているが、実はロシアは記念行事に向けた準(zhǔn)備を昨年から始めていた。昨年4月にプーチン大統(tǒng)領(lǐng)は大統(tǒng)領(lǐng)令「1941-1945年大祖國(guó)戦爭(zhēng)勝利70周年記念行事の準(zhǔn)備と開(kāi)催に関して」に署名し、「勝利」記念行事組織委員會(huì)の設(shè)置を指示するとともに、外務(wù)省その他政府機(jī)関に組織委員會(huì)への協(xié)力を指示した。外務(wù)省は國(guó)際NGOや獨(dú)立國(guó)家共同體を始めとする各國(guó)の政府を記念行事の準(zhǔn)備と開(kāi)催に招待している。主要な記念行事は2015年5月9日のロシアの「勝利日」に開(kāi)催されることが決まっている。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

　ロシアの各地方も記念行事の準(zhǔn)備を積極的に進(jìn)めている。北部アルハンゲリスク州は第2次大戦時(shí)に連合國(guó)軍がロシアに物資を輸送するうえで重要な地だった?，F(xiàn)在州政府は元兵士の生活水準(zhǔn)の向上に著手し、青少年対象の愛(ài)國(guó)主義教育を推し進(jìn)めるとともに、記念行事での公演を計(jì)畫(huà)している。極東のサハ共和國(guó)は勝利日を前に第2次大戦の傷痍軍人、烈士遺族、軍人家族および大祖國(guó)戦爭(zhēng)で勲章を授與された民衆(zhòng)に一人5000～2萬(wàn)ルーブルの見(jiàn)舞金を給付し、第2次大戦で孤児となった民衆(zhòng)に特別支援金を給付するほか、元兵士の住宅修繕も資金面で支援する計(jì)畫(huà)だ。中部タタールスタン共和國(guó)は小中學(xué)校に元兵士を招待して戦闘経験や第2次大戦の歴史を話してもらう計(jì)畫(huà)だ。

　AP通信によるとロシアのある民間テレビ局は今年1月、「民衆(zhòng)100萬(wàn)人の命を救うためにソ連はレニングラードを差し出すべきだったか」との世論調(diào)査を?qū)g施したために処分を受けた。テレビ局は直ちに調(diào)査を中止し、謝罪したが、プーチン大統(tǒng)領(lǐng)の報(bào)道官は「越えてはならない一線を越えた」と批判し、検察當(dāng)局も調(diào)査を開(kāi)始した。

　ワシントン?ポストは「ロシアはナチスとの戦爭(zhēng)で莫大な犠牲を払い、こうした思いは今なお根深い。ここではどの家庭も第2次大戦で代償を支払い、忘れっぽい米國(guó)人には理解できないほど戦爭(zhēng)は日々の生活につきまとっている。だが戦後何十年も経ってから、プーチン政権がこの民族の奮闘の歴史を掘り起こすことで政権の正當(dāng)性を強(qiáng)化しようとしていることも否定できない」と報(bào)じた。

　ロシア科學(xué)アカデミー歴史研究所の軍事歴史研究センター長(zhǎng)は環(huán)球時(shí)報(bào)の取材に「露中両國(guó)は祖國(guó)防衛(wèi)の戦いで余りにも多くの尊い命を捧げた。両國(guó)が反ファシズム戦爭(zhēng)勝利70周年を共同で記念することは、平和的発展という価値観を発揚(yáng)し、覇権主義に反対し、新たな情勢(shì)下でのファシズムの復(fù)活に警戒するよう全人類に呼びかける上でプラスだ」と語(yǔ)った。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年2月18日