▽各國(guó)がオフショア取引センターで爭(zhēng)い

　現(xiàn)在、人民元は世界の外國(guó)為替市場(chǎng)で最も活発に取引される十大通貨の仲間入りを果たしている。取引上の地位は2010年の17位から現(xiàn)在は9位に躍進(jìn)し、一日あたり取引額も3.5倍に増えた。海外の人民元資金ストックも10年の100億元（約1668億円）から現(xiàn)在は1兆元（約16兆円）以上に増加した。

　香港上海銀行（HSBC）の最新の調(diào)査によると、人民元の重要性を認(rèn)識(shí)するようになった國(guó)がますます増えている。英國(guó)の企業(yè)の11％が人民元を決済通貨として使用するようになり、ドイツではこの割合が9％、オーストラリアは7％だという。

　人民元の國(guó)際的地位が向上するのにともない、英國(guó)、シンガポール、アラブ首長(zhǎng)國(guó)連邦（UAE）などの國(guó)が人民元決済システムの構(gòu)築を爭(zhēng)い、人民元建ての債権などを相次いで発行して取引を行うようになり、中國(guó)マネーの「貯水プール」になろうとしている。

　▽人民元國(guó)際化は三段跳び

　海外の機(jī)関が人民元を保有したい、使用したいと考えるようになるのにともない、人民元の國(guó)際化プロセスがさらに加速することは間違いない。これと同時(shí)に、人民元の國(guó)際化にプラスとなる一連の政策の効果が徐々に発揮されるようになり、特に中國(guó)（上海）自由貿(mào)易區(qū)を代表とするイノベーション政策の試験區(qū)をよりどころとして人民元の國(guó)際化に向けた新たな分野が開(kāi)拓されることや、人民元國(guó)際化の道のりにおける重要な一歩が踏み出されることが予想される。

　人民銀の戴相竜?元行長(zhǎng)（総裁）によると、人民元の國(guó)際化は三段跳びととらえることができる。國(guó)境を越えた貿(mào)易における人民元建て決済と國(guó)境を越えた直接投資における人民元建て決済を推進(jìn)し、人民元を國(guó)際決済通貨とすることがホップだ。國(guó)際資本の雙方向の流動(dòng)を全面的に推進(jìn)し、資本項(xiàng)目における人民元の自由両替を?qū)g現(xiàn)し、人民元を國(guó)際投資通貨とすることがステップだ。中國(guó)の総合的な國(guó)力を強(qiáng)化し、人民元レートと相場(chǎng)の市場(chǎng)化を推進(jìn)し、人民元を徐々に國(guó)際準(zhǔn)備通貨に発展させ、人民元の國(guó)際化を?qū)g現(xiàn)することがジャンプだという。（編集KS）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年2月27日