中國とカナダの科學者は1日、室溫で一酸化炭素を酸化させる、新型複合ナノ觸媒の研究成果をサイエンス誌に発表した。同觸媒は、大気中の有毒ガスの除去に安価で効果的な手段を提供した。人民日報が伝えた。
同研究の擔當者の一人である、廈門大學の鄭南峰教授は、「新型觸媒の核心となるのは、プラチナ―遷移金屬水酸化物複合ナノ粒子だ。粒子の直徑は5nm以下で、人間の髪の毛よりも細い。実験において、プラチナ―ニッケル鉄水酸化物複合ナノ粒子は、一酸化炭素を容易に酸化させることができた。同時に觸媒活性を維持し、觸媒反応を持続的に循環(huán)させながら起こすことができた。これは新型觸媒が、相乗觸媒効果を持つプラチナ―ニッケル鉄水酸化物の界面を持つためだ。ニッケルを取り入れたことで、觸媒の安定性が大幅に高まった」と説明した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年5月5日
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