ネイチャー?パブリッシング?グループはこのほど、2013年に科學誌「ネイチャー」および関連誌に掲載された論文に関するランキングを更新した。2013年に世界の各研究機関が「ネイチャー」および関連誌に掲載した學術論文の、著者の貢獻度に基づくネイチャー?パブリッシング?インデックス(NPI)ランキングを見ると、中國科學院は2013年に165本の論文を同グループ傘下の科學誌に掲載した。中國科學院のNPIは63.15に達し、初めて東京大學を抜きアジア太平洋で首位になり、世界6位に浮上した。中國の科學研究機関が、NPIのトップ10に入るのは、これが初めてだ。科技日報が伝えた。
ネイチャーは世界で最も古い歴史を持つ國際的な科學誌で、毎年発表されるNPIは、高品質の基礎研究を評価する指標とされている。中國の科學界では近年、「論文數(shù)を誇らない」という共通認識が形成されているが、今回のNPIの発表は、中國の科學研究力に関する議論を引き起こした。NPIの2013年の報告書は、同指數(shù)の上昇は、中國の科學研究力の強化を側面から反映したと指摘した。
◆NPIの計算方法
ネイチャー?パブリッシング?グループ上海事務所の関係者である李飄氏は記者に対して、「NPIは同グループ傘下の科學誌に掲載された論文數(shù)に基づき計算され、1本あたり1點が加算される。1本の研究論文に二人の著者がいれば、二人の所屬する機関が0.5點ずつ獲得する。中國科學院は2013年、同グループ傘下の科學誌で165本の論文を掲載し、筆者の比率に基づき調整した後の得點は63.15點となった。ランキングは、CC(Corrected Count)の得點によって導き出される。CCは、共著論文の個々の著者の相対的な貢獻度を示している。仮にある機関が10本の論文を発表し、これらの論文のうち同機関の筆者が占める比率が65%に達すれば、得點は6.5點になる」と説明した。
◆中國、物理?化學で活躍
上述の報告書は、「2013年は中國の科學にとって発見の年であり、最先端技術の分野で豊かな成果を獲得した」と指摘した。
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