里芋に彫られた「長城」、長さ34メートルの黃土色の雲錦模様のテーブルランナー、「上海流」の庶民的なシャオチー(軽食)などなど、このほど閉幕した第4回CICA(アジア信頼醸成措置會議)の政府主催晩餐會には、海外から大きな注目が集まった?!弗哎毳嵬鯂工扦ⅳ胫袊握鞔邥姴蜁扦?、一體どんな料理がテーブルに並んだのだろうか?どのようなきめ細やかな工夫が施されたのだろうか?人民日報海外版が報じた。
○平凡な食材に創(chuàng)意工夫
今回のCICA政府主催歓迎晩餐會の料理を擔當した上海國際會議センター東方濱江大酒店の蘇徳興総料理長は、「食材はすべてごくごく一般的なもので、市民でも手に入るものばかりだ」と話した。
歓迎晩餐會では、冷たい前菜1品と溫かい主菜5品のほか、點心、フルーツ、デザートなどが供された。蘇総料理長は、「前菜の食材はほぼすべて、地元上海産のもので揃えた。調理に使われた油は、婺源高山で自生している椿から採取された油で、江南地方の特色が濃厚だ」と紹介した。上海市食品薬品の監(jiān)督管理局の関係者は、「政府主催晩餐會に使われた食材は、特別に取り寄せたものではなく、すべてスーパーマーケットから仕入れた」と語った。
印糕(ラクガン)、葛粉巻、四喜素餃という江南でポピュラーな軽食3品は、20日夜に開かれた晩餐會で登場した。また、翌21日には、習近平國家主席の夫人である彭麗媛夫人が「夫人晝食會」を開催、一部國家の首脳閣僚の夫人らが出席した。ここでは、葫蘆酥、迷你粽、糯米焼売などのごくありふれた點心が供された。順風葉と長壽桃が目新しいものだった以外は、海老餃子、クルミ、卵黃など平凡な材料だった。
政府主催晩餐會で供された様々な料理には、創(chuàng)意工夫と獨創(chuàng)性が溢れていた?!赶墓歹r?。‵ried Scallop with Hawaii Nuts)」という主菜には、様々な種類の有機野菜が使われ、細切りジャガイモで作った「巣」と一緒に盛り合され、四字熟語「築巣引鳳(巣を築いて鳳凰を引き入れる=環(huán)境を整えて海外投資を迎え入れる)」が表現された。また、「夫人晝食會」で供された「椒塩葫蘆酥」にあしらわれた13本のラインは、13畫の漢字「?!工坞L喩であり、「幸福、円満」が象徴された。
○「シルクロード」色が打ち出された料理の周辺環(huán)境
料理の形、周囲の雰囲気、食器類へのこだわりも、中國グルメ文化の重要な側面だ。この角度から今回の晩餐會を見ると、「シルクロード文化」が核心テーマとして貫かれている。この背景には、CICA參加國には、古代シルクロードが通っていた國家が多いことがひとつある。もう一つには、中國政府の「シルクロード経済ベルト」と「海上シルクロード」の「一路一帯」戦略の推進という意図がある。
晩餐會會場のじゅうたんは、金色を基調としたもので、これは、1千年前の「シルクロード」に広がる大砂漠の色だ。21日に開催された會議晝食會では、「シルクロードに咲く満開の花」のイメージで、長さ34メートルの黃土色の雲錦模様のテーブルランナーがメインテーブルの中央に配され、その上には生花が飾られた。また、主賓席側の前方には、里芋に彫刻が施された「長城」も登場した。
20日の歓迎晩餐會で、點心を出す際に使われた「蒸籠(せいろ)」は、外側が四川眉山の竹細工、內側は透かし彫りの磁器皿だった。21日晝食會で冷菜が供された円形磁器の蓋には、「一路一帯」の図柄で、一番上には中國の名花「牡丹」が描かれ、遙か1千年前のシルクロードが通っていた古都の洛陽を想い起こさせる。出席した各國首脳閣僚の眼前には、塩や胡椒などの調味料が入った磁器製の瓶が置かれた。これらの瓶には、精巧で美しい「平和の鳩」が描かれており、CICAのテーマ「平和、安定、協(xié)力の新アジアを共に築く」を象徴していた。
政府主催晩餐會の食器手配擔當者は、「今回の宴のために、磁器製の食器を選び、各料理のサイズ、形、機能なども十分に考慮した。また、重厚、高尚、上品、慶びなどの民族文化の特徴を體現し、中國人のもてなし好きという特徴が良く現れるよう努めた」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年5月26日
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