2013年、「dama(大媽=中國のおばさん)」という新語が、英オックスフォード英語辭典に新しく仲間入りした。これによって人々は、「中國社會にまたひとつ、特定の階層が誕生した」という認(rèn)識を持った。マスメディアが作り上げた一般的な「おばさん」のイメージには、▽國內(nèi)外の各大都市の広場を占領(lǐng)し、『最炫民族風(fēng)』などの曲に合わせて楽しそうに舞う(広場舞)▽海外の高級マーケットと近所のスーパーのどちらにも出入りして、日替わり特価の卵を買うスピードでルイヴィトンのバッグを手に入れる。また、ルイヴィトンを選ぶのと同じ情熱と慎重さで卵を選ぶ▽朝夕のラッシュ時の路線バスに乗り込み、他の乗客の頭上で野菜の食べられる部分を選り分ける、他人を押しのけて席を取り、他人と口げんかする――などがある。瀋陽日報が伝えた。
人は誰でも、「レッテル貼り」が大好きだ。レッテルがあれば、簡単に分類することができるし、価値判斷をスムーズに行う上でも役に立つ?!钢袊韦肖丹蟆工蚶摔趣毪取ⅰ改挲hは55歳から65歳、かつては仕事をしていたが今は退職している。もはや生活のために髪を振り亂して奮闘する必要はない。ある程度の購買力を持っているが、昔ながらの節(jié)約習(xí)慣が今もしみついて離れない。マスメディア上では発言権を持っていない。話題に上る確率は非常に高い」などのイメージがついて回る。そんなことから、上流を自認(rèn)する人々は、彼女らのことを「手におえない相手」だと認(rèn)識し、「中國のおばさん」が苦手なキーボードを使って、彼女らについてあれこれ考察している。
我々の母親も、「中國のおばさん」の部類に入るかもれない?!钢袊韦肖丹蟆工趣いΕ欹氓匹胭Nりをする時、読者は母親のことを思い浮かべるだろうか?確かに、広場で踴る行為は、周辺住民に迷惑がかかる可能性がある。バスの中で野菜の食べられる部分を選り分ける行為は、他の乗客の迷惑となり得る。公共の資源である「席」の奪い合いをすると、秩序正しい人たちのひんしゅくを買うだろう。だが、自分の良心に今一度聞いてみて欲しい。國家でさえも、「子供は頻繁に実家に帰って親の面倒を見ること」を法律で義務(wù)付けているというのに、我々自身は、思いやりの心を持って年長者に接しているだろうか?「外に出て広場舞をしてはいけないのなら、家で一體何をすれば良いの?」「特売の卵を買うために並ぶのは、子供のために少しでも節(jié)約するためではないの?」といった、一部の「中國のおばさん」の言い分は、至極もっともではないだろうか。
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