ある1枚の古文書(shū)の斷片が、文化財(cái)保護(hù)関係者による検証の結(jié)果、265-420年に記録された「三國(guó)志?孫権伝」であることが明らかになった。新疆博物館で開(kāi)催中の古文書(shū)保護(hù)研修活動(dòng)で得られた情報(bào)によると、この古文書(shū)は1965年にトルファンで発見(jiàn)されたもので、現(xiàn)存する最も古い三國(guó)志の寫(xiě)本として新疆博物館に保管されている。光明日?qǐng)?bào)が伝えた。

同博物館の劉イ副館長(zhǎng)（イは火に韋）は、「新疆博物館が保管している紙製の文化財(cái)は1萬(wàn)點(diǎn)弱に達(dá)し、古文書(shū)の他にも、紙幣?土地売買(mǎi)契約書(shū)?証明書(shū)など近現(xiàn)代の文化財(cái)が含まれる。この中國(guó)最古の三國(guó)志の寫(xiě)本の他にも、中國(guó)最古の切り絵、最古のお守り、最古の絵畫(huà)『墓主人生活図』などがある」と説明した。

中國(guó)最古の切り絵作品（約1500年前）は、トルファン?アスタナ北朝古墳群から発見(jiàn)された。模様は典型的な中原風(fēng)のものだ。その保存狀態(tài)は良好で、北朝時(shí)代に切り絵がトルファンで流行していたこと、內(nèi)陸部と新疆の文化交流が頻繁であったことを証明している。

「墓主人生活図」は中國(guó)最古の絵畫(huà)で、6枚の絵によって形成されている。時(shí)代は今から約1800年前のもので、シンプルな構(gòu)成ではあるが、魏?晉の時(shí)代の貴族が生前に豪華絢爛な暮らしを送っていたことを示している。絵の中には汗血馬、鳳凰、下女などの姿が描かれている。その服裝などの詳細(xì)な點(diǎn)には、中原の漢文化が色濃く反映されている。

劉副館長(zhǎng)は、「紙の文化財(cái)は傷みやすく、數(shù)千年の時(shí)を経ており保存が困難だ。早期の修復(fù)?保護(hù)作業(yè)では基礎(chǔ)となる修復(fù)を行い、汚れを落とし、平らにし、表裝をする。新疆博物館では、科學(xué)的な技術(shù)による修復(fù)手段も徐々に整いつつある。紙の文化財(cái)を科學(xué)的?系統(tǒng)的に保護(hù)するのは、文化財(cái)の壽命を出來(lái)る限り延長(zhǎng)し、その価値を最大限に高めるためだ」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年7月30日