世界最大の中國(guó)市場(chǎng)を「籠絡(luò)」するため、アップルはこのところしきりに中國(guó)の消費(fèi)者に好意を示している。17日にはオンラインストア「アップストア」の中國(guó)店舗で中國(guó)銀聯(lián)カードによる決済サービスという新たな選択肢を加えたことを明らかにした。アップルの公式情報(bào)によると、顧客はアップルの顧客IDと銀聯(lián)のデビットカードまたはクレジットカードを簡(jiǎn)単に関連づけることができ、ワンクリックでたちまち購(gòu)入手続きが完了する。最近、アップルとアリババ(阿里巴巴)が提攜するとのうわさがしょっちゅう耳にする。業(yè)界関係者は、「アップルはすでに銀聯(lián)と提攜しており、(アリババ傘下の)『支付寶』(アリペイ)との協(xié)力が急速に進(jìn)展することは、(アップルの決済サービス)『アップルペイ』が迂回して中國(guó)市場(chǎng)に進(jìn)出するための一つの選択肢になる可能性がある」と分析する?!秆虺菚妶?bào)」が伝えた。
▽銀聯(lián)による決済サービスを提供
周知のように、中國(guó)はアップルにとって重要な市場(chǎng)だが、長(zhǎng)年にわたりアップル自前の決済システム?アップルペイは中國(guó)では利用できなかった。このたびの銀聯(lián)との協(xié)力は銀聯(lián)マークが入ったキャッシュカードやクレジットカードがアップストアでのアプリケーション購(gòu)入に使えるようになることを意味する。
アップルがスマートフォン「iPhone」(アイフォーン)の新製品に近距離無(wú)線(xiàn)通信(NFC)技術(shù)に基づくモバイル決済サービス?アップルペイを搭載すると発表すると、アップルが銀聯(lián)と提攜してアップルペイの中國(guó)進(jìn)出を加速させるとのうわさが広まった。だが業(yè)界関係者からは、雙方はコストや協(xié)力方式など詳細(xì)を詰めるべき點(diǎn)が多々あり、協(xié)力の進(jìn)展はゆっくりしたものになるとの見(jiàn)方が出ている。
▽中國(guó)進(jìn)出のもう一つの選択肢
アップルペイが中國(guó)に進(jìn)出する場(chǎng)合、もう一つ別の道もある。中國(guó)銀聯(lián)だけでなく、アップルはこのたび上場(chǎng)したばかりのアリババとも密接な関係を保っている。先月にはアリババの馬雲(yún)會(huì)長(zhǎng)が、「決済事業(yè)でアップルと協(xié)力を展開(kāi)することに興味がある」と発言。またアリババの蔡崇信執(zhí)行副會(huì)長(zhǎng)は、「アリババとアップルは決済分野の潛在的な協(xié)力について話(huà)し合いを進(jìn)めている」と明かした。
蔡執(zhí)行副會(huì)長(zhǎng)は、「この潛在的な協(xié)力には大きな可能性があると思われるが、雙方が最終的に確定する?yún)f(xié)力の詳細(xì)をみる必要がある。今明らかにできる情報(bào)は、この協(xié)力は中國(guó)市場(chǎng)で集中的に行われるということだ。潛在的な協(xié)力モデルの一つは、アリババ側(cè)がアップルの決済システム?アップルペイにバックエンドサービスを提供し、支付寶とアップルペイを統(tǒng)合して、中國(guó)の消費(fèi)者に総合的なモバイル決済ソリューションを提供するというものだ」と話(huà)す。
だが次のような見(jiàn)方もある。銀聯(lián)はこれまで支付寶をはじめとする第三者決済機(jī)関と摩擦を繰り返している。また「ナショナルチーム」という背景がある銀聯(lián)は、このほど銀行と第三者決済機(jī)関とのつながりを斷ち切るためのタイムテーブルをうち出し、銀聯(lián)を迂回する取り引きすべてについて年內(nèi)に移転業(yè)務(wù)を済ませるよう求めた。今はまだ銀聯(lián)とアップルの協(xié)力に排他的な內(nèi)容が含まれるかどうかわからないが、排他的なものであるなら、銀聯(lián)こそアップルとアリババの連攜を阻む最大の障害ということになる。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年11月19日
このウェブサイトの著作権は人民日?qǐng)?bào)社にあります。
掲載された記事、寫(xiě)真の無(wú)斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386