安倍首相がどのような目的と考えで解散をうち出したにせよ、解散という「伝家の寶刀」を抜いたことが日本國(guó)內(nèi)で賛同を得られないことは明らかだ。第2四半期（4-6月）と第3四半期（7-9月）に國(guó)內(nèi)総生産（GDP）が2期連続で実質(zhì)マイナス成長(zhǎng)になるという深刻なダメージを受けて、日本の內(nèi)外には安倍政権が進(jìn)める経済政策「アベノミクス」は行き詰まったという聲が溢れている。最近発表された一連の情報(bào)から、アベノミクスの足元が危ういことは十分にうかがえる。

▽アベノミクスにはプラス?マイナスの両面がある

日本チェーンストア協(xié)會(huì)が20日に発表したところによると、9月の國(guó)內(nèi)スーパーマーケットの売上高は1兆482億円で、物価要因を考慮した実質(zhì)増加率は1.9％のマイナスだった。今年4月に消費(fèi)稅率が引き上げられて以來(lái)、7カ月連続でマイナス成長(zhǎng)が続いている。同協(xié)會(huì)によると、風(fēng)や雨などの天候不順、消費(fèi)増稅、円安などの影響を受けて、商品価格が上昇し、國(guó)民の日常生活の支出（家計(jì)）にかかる負(fù)擔(dān)が増大しており、個(gè)人消費(fèi)の回復(fù)は力不足に陥っているという。

日本の財(cái)務(wù)相の速報(bào)データによると、9月の輸出額は6兆6885億円で前年同月比9.6％増加し、輸入額は7兆3985億円で同2.7％増加した。いずれも2カ月連続の増加となった。同月の輸出から輸入を差し引いた貿(mào)易収支は7100億円の赤字で、赤字額には引き続き縮小傾向がみられるが、赤字そのものは28カ月続いている。

日本紙「毎日新聞」の21日付報(bào)道によると、アベノミクスは雇用狀況を改善し、株価の高い水準(zhǔn)を保ち、大企業(yè)の業(yè)績(jī)を安定改善させるというメリットをもたらしたが、個(gè)人消費(fèi)の低迷、物価上昇、増稅などの要因により労働者の実質(zhì)賃金は減少し、原材料価格は上昇し、ひいては中小企業(yè)の経営がより困難になり、國(guó)內(nèi)の生産の伸びがを力不足に陥り、輸出に対する円安のメリットが十分に発揮されないといったデメリットももたらしている。ここからわかることは、アベノミクスにはプラスとマイナスの両面があり、挫折は深刻だが完全に失敗したとはいえず、その功罪や継続するかどうかの判斷はもう少し待たなければならないということだ。