上海稅関、上海市公安局は11日共同で、狂牛病発生地より牛肉の國境を越えた密輸事件について、密輸、國內(nèi)輸送、市場販売ルートを全て摘発したと発表。人民日報が伝えた。
発表によると、4ヶ月にわたる慎重な調(diào)査の結(jié)果?上海稅関?上海市公安局?食品醫(yī)薬品犯罪偵察総隊は3月25日に昆明稅関、上海食品醫(yī)薬部門と協(xié)力し、上海、昆明、シーサンパンナ(西雙版納)で一斉取り締まりを行い、長期にわたり日本の狂牛病指定區(qū)域からの密輸、違法販売を行っていた犯罪グループ、容疑者17人を摘発?不正牛肉13?ンを押収した。
日本は狂牛病指定區(qū)域にあたり、中國では現(xiàn)在のところ日本からの牛肉の輸入を禁止している。にも拘わらず、一部の日本料理店は「和牛」と稱して提供しており、500グラム1000元(約2萬円)ほどの破格の値段で売買されていた。上海稅関密輸摘発局は和牛の輸入ルートについて捜査していたところ、上海市公安局犯罪偵察総隊も同一グループを調(diào)査していることを知り、雙方が特別捜査グループ設(shè)立を決定した。上海稅関密輸摘発局は密輸グループの摘発を擔當、犯罪偵察総隊は流通網(wǎng)の摘発を擔當する。
稅関の上海通関地輸出入調(diào)査によると、和牛が上海通関地を経て密輸された形跡は発見されなかった。更なる捜査の結(jié)果、密輸グループは不正牛肉を日本からカンボジアへ輸出し、カンボジアで牛肉を整理しなおし、ラベルを張り替えチェンライの冷凍庫まで輸送、タイ現(xiàn)地ではジャックフルーツ、マンゴスチンなどは牛肉と混載し密輸の道具に使用し、「果物」と稱して雲(yún)南から輸入申告していた。のちに「ハム」と稱して昆明空港から上海、広州、杭州などへ運び、利益を稼いでいたことを突き止めた。
特別捜査グループは3月18日から23日まで和牛輸入の一部始終を追跡し、容疑者に狙いを定めた。3月25日、雲(yún)南省昆明市、シーサンパンナと上海は同時に一斉取り締まりを展開、上海浦東、松江などの倉庫から13トンの不正牛肉を押収した。この事件で、密輸グループが輸入した不正牛肉はおよそ97トンにもおよび、価格に換算すると3000萬元(約6億円)超となる。
「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月12日
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