市場での円相場は、このほど1元=20円を超え、13年ぶりの最安値を記録した。しかし、在日中國人70萬人にとっては、「ある人は憂い、ある人は喜ぶ」といった悲喜こもごもな狀況となっている。
資産が目減り 中國人「言葉にするのは難しい」
円安によって持ち込んだ資産が目減りしてしまう現(xiàn)象が起きている。特に、中國人の出稼ぎ労働者が被害をこうむっている。日本の東北大學(xué)で科學(xué)研究の仕事をしている張勇捷さんの月給は約40萬円だが、円安によって資産が目減りしたという。張勇捷さんは、「人民元に変換すると、2萬元にも満たず、過去2年間に比べて25%も減少した。特に、家族にお金を送金すると、手持ち資金が一気に心もとなくなる」と語る。また、円安による原材料価格の高騰や物流費(fèi)用の価格上昇が中國人に困難をもたらしている。
株や預(yù)金がある中國人、甘い汁を吸う
大幅な為替レートの下落によって、同額の人民元をより多くの円に変換できることから、一部の中國人は甘い汁を吸っている。日を追うごとに人気が高まりつつある代理購入業(yè)も多くの中國人にかなりの利益をもたらしている。最近の代理購入は、日用品がよく売れるだけでなく、高級(jí)品や薬品の人気も高まっている。
「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月12日
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