13日に開幕した第18回上海國際映畫祭に、日中文化交流協(xié)會の副會長を務(wù)める、女優(yōu)?栗原小巻さんが登場した。主演を務(wù)めた「サンダカン八番娼館 望郷」(1974年)が中國でもヒットした栗原さんは、小説家?巴金(ばきん)の舊居を約30年ぶりに訪れ、當(dāng)時の思い出に浸った。
巴金の晩年の代表作「隨想録」は、「サンダカン八番娼館 望郷」の影響をも大きく受けた。1986年12月3日、巴金は上海武康路113號の住居に栗原さんをもてなした。巴金は、「隨想録合訂本新記」の中で、「昨年、我が家でもてなした栗原さんに、『あなたと田中絹代が主演を務(wù)めた『サンダカン八番娼館 望郷』を見た。同映畫を見なければ、『隨想録』5巻を書くことはできなかっただろう』と伝えた」と書いている。
約30年ぶりに巴金の舊居を訪れ、當(dāng)時の寫真を手に、當(dāng)時と同じ席に座った栗原さんは大感激。そして、3階の図書室に、巴老がコレクションしていた、日本の作家や友人が送った書籍に、興味津津となっていた。
また、栗原さんのために、特別に「サンダカン八番娼館 望郷」の原稿や畫家の高莽が巴金を描いた作品「一個小老頭」などが用意された。一方、栗原さんは、舊居の説明文の漢字の書き方を真剣に見ながら、巴金の舊居に記念の言葉を書き記した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月17日
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