今年、経済成長が全體的に減速するなか、中國の雇用狀況が刮目に値するものとなっている。

大まかな統(tǒng)計(jì)によると、今年5月、中國都市部住民の失業(yè)率は前月より約0.05ポイント、前年同月より0.25ポイント近く低下し、非農(nóng)業(yè)戸籍外來人口の失業(yè)率は前月比?前年同月比のいずれも約0.2ポイント低下した。また、都市部16-24歳の青年の失業(yè)率は前月より約0.25ポイント、前年同月より約0.15ポイント低下し、うち20-24歳の短大以上の學(xué)歴を持つ青年の失業(yè)率は前月比?前年同月比のいずれもが1ポイント以上低下した。

では、経済全體が疲弊し続けている中、なぜ雇用の改善が見られているのか。これについて、専門家は「安定成長?構(gòu)造調(diào)整?改革促進(jìn)?民生改善をめぐる一連の政策措置の効果が持続的に現(xiàn)れていることにより、マクロ経済全體が安定化に向かいつつあると同時(shí)に、経済構(gòu)造調(diào)整の加速化で生み出された新業(yè)界や新業(yè)態(tài)が労働力を吸収する役割を果たし、労働力の産業(yè)間のシフトに寄與した」と見ている。

もう一組のデータによると、5月の就職者全體に占める起業(yè)者の割合が1月より0.12ポイント上昇しており、しかも新規(guī)起業(yè)者?起業(yè)計(jì)畫中の人の中で、短大以上の學(xué)歴を持つ人が全體の56.51％を占めた。このことはより多くの高學(xué)歴者が起業(yè)の道を選び始めていることを示している。

「経済成長率が高いほど新しい就職先が増えてくるという考え方はこれまでの経済情勢に合ったものだ。なぜなら當(dāng)時(shí)の中國経済は比較的低いレベルで運(yùn)営されていたからだ。しかし今は狀況が大きく変わった。中國は、技術(shù)進(jìn)歩と産業(yè)のグレードアップというプロセスの中で経済成長を維持している。そのため、雇用問題はもはや大量の投資で解決できるものではなくなった」と経済學(xué)者厲以寧氏は最近雇用について分析している。大量のフィールドリサーチに基づいて、厲以寧氏は「中國の民間に多くの潛在的起業(yè)者が潛んでおり、これは雇用問題の軽減における一大プラス要因となっている」と指摘している。