中國社會科學(xué)院経済學(xué)部は28日に発表した「経済青書春季號：2015年中國経済の見通し分析」の中で、2015年の中國経済の成長率を前年比0.4ポイント低下の7％前後と予想し、雇用安定の合理的な範(fàn)囲を維持するとした。同機(jī)関は昨年末の予想を維持した。経済參考報が伝えた。

同報告書は、以下のように指摘している。

2015年は中國の第12次五カ年計畫（2011-2015）の最終年であり、改革の全面的な深化の重要な年でもある。安定成長と改革促進(jìn)のバランスが極めて重要だ。2015年には第三次産業(yè)が占める比率が高まり続け、固定資産投資の伸び率がさらに低下し、消費の伸び率が全體的に安定化する。輸出入は緩やかに増加し、物価上昇率が低下を続け、所得の伸び率がやや低下する。

生産者物価指數(shù)（PPI）は低下を続けており、消費者物価指數(shù)（CPI）も伸び悩み、デフレのリスクが拡大している。需要と供給の管理をより良く結(jié)びつけ、PPIの下げ幅の拡大、および経済成長率の持続的な低下によるGDPデフレーターの低下を防止する必要がある。

同報告書の執(zhí)筆者、中國社會科學(xué)院數(shù)量経済研究所副所長の李雪松氏は対策について、「短期的なデフレ効果を効果的にやわらげるため、財政政策と金融政策の調(diào)整により、政策金融機(jī)関および開発金融機(jī)関の重點分野に的を絞った支援を拡大し、インフラ投資を拡大するべき。またインフラ整備の経済?社會効果を重視し、投資の効果を高めるべき」と指摘した。