頭を北の方角に向けて眠るようにすると、深い睡眠が得られるのを知っている人はどのくらいいるだろうか？人體に対する磁場(chǎng)の悪影響を最小限に抑えることができるというのがその理由だ。漢方醫(yī)學(xué)の観點(diǎn)からも同様の見方がある。中國新聞社が伝えた。

漢方醫(yī)學(xué)でも、頭を北の方角に向けて寢ると目覚めがよいという考え方がある。體內(nèi)で気や血の巡る方向と磁力線が一致し、エネルギーの消耗を抑えるからだという。さらに、身體を軽く曲げた姿勢(shì)で右向きに眠るのがベストだという。この姿勢(shì)は身體の左側(cè)にある心臓が圧力を受けずに血液を滯りなく送り出すのに適している。また、胃の內(nèi)容物が十二指腸や小腸へ流れやすく、消化?吸収に負(fù)擔(dān)が少ないのもこの姿勢(shì)である。

逆に、仰向けに眠ると舌根が気道の方へ落ち込み、呼吸が滯っていびきをかきやすくなる。また、仰向けの姿勢(shì)は熟睡時(shí)に両手を胸の上に置くことが多いため、心臓を圧迫し、夢(mèng)見が悪く、疲れがとれにくい。うつ伏せで眠ると腹部や胸部が圧迫され、枕によって呼吸が阻害されやすく、これが寢違いの原因となる。左を向いて眠ると、枕に密著した左耳から心音が聴こえやすいと言われ、入眠がしにくくなる。

健康な人にとってはそれほど大差ないかもしれないし、多くの人は一晩中同じ姿勢(shì)で眠り続けるわけでもない。ただし、特定の疾病を持つ人は、重癥化を防ぐために睡眠時(shí)の正しい姿勢(shì)を知ることが重要だという。例として、以下のようなものが挙げられる。

心筋炎、ぜん息：上半身を高くした姿勢(shì)。肺の血液循環(huán)を改善し、酸素の取り込みを促進(jìn)する。

胃潰瘍：左向きの姿勢(shì)。右向きに眠ると胃液が逆流しやすい。

高血圧：頭を高くした姿勢(shì)。高さ15センチの枕が最適で、高すぎても低すぎてもいけない。

膽のう炎、膽石：右を向いた姿勢(shì)。膽汁の排せつを促し、結(jié)石の陥頓（かんとん）や閉塞を防ぐ。

腰痛：橫向きの姿勢(shì)。筋肉を弛緩させ、神経の圧迫を防ぐ。 

レコードチャイナ　2015年6月16日