今年は抗日戦爭勝利70周年にあたる。戦爭経験者の聲に耳を傾け、歴史を回顧し、反省してこそ、未來に向かうことができ、中日両國の平和友好?共同発展を促進(jìn)することができる。日本の淺野勝人?元內(nèi)閣官房副長官は、戦爭経験者であると共に、中日両國が友好の門を開いた瞬間を見屆けた歴史の體験者でもある。淺野氏は人民網(wǎng)の取材に対し、「両國関係の発展は、両國の先代の政治家の中日友好の精神を受け継ぐべきである。中日両國が、どんなに考え方が違っても、どれほど大きな対立點(diǎn)を持っていても、武力でそのことを解決するのは許してはならず、戦爭は二度と許してはならない。両國交流の強(qiáng)化は両國関係発展の近道だ」との見方を示した。

　1938年生まれの淺野氏は幼い頃、米軍の爆撃および戦後の貧困を経験した。早稲田大學(xué)を卒業(yè)後、淺野氏はNHKの政治記者となり、記者として1978年の「日中平和友好條約」調(diào)印という歴史的な出來事を體験した。淺野氏はその後、政界に進(jìn)出し、衆(zhòng)議院?參議院議員に當(dāng)選。橋本內(nèi)閣の防衛(wèi)政務(wù)次官、森內(nèi)閣の外務(wù)政務(wù)次官、第1次安倍內(nèi)閣の外務(wù)副大臣、麻生內(nèi)閣の內(nèi)閣官房副長官を歴任した。政治記者として中國関連の報道を擔(dān)當(dāng)したことをきっかけに、淺野氏は中國と深い縁を持つようになった。淺野氏は多くの中日交流活動に參與し、外務(wù)副大臣だったころには中日文化?スポーツ交流活動の開催を擔(dān)當(dāng)したこともある。

　淺野氏は、中日両國の先代の政治家たちが中日関係の発展のために並々ならぬ努力をしてきたことをよく知っている。1974年、中日両國の直行便開通に関する交渉の際、淺野氏は同行記者として當(dāng)時の大平正芳外相らと共に初めて中國を訪れた。當(dāng)時、両國には直行便が開通しておらず、両國の人的往來は非常に不便だった。直行便の必要性を強(qiáng)調(diào)するため、大平外相は記者らと共に、特別機(jī)を使用せず、汽車を乗り継いで北京まで行くことにした。淺野氏は政府関係者らと共に香港に向かい、そこから深センの羅湖口岸を通じて中國に入國した。深センから汽車で広州まで行き、數(shù)日後にようやく北京に到達(dá)した。淺野氏は、「以來、周恩來総理は大平氏の誠意ある人柄を理解し、2人の間には信頼関係が築かれた。2人はそれから何度も様々な問題を協(xié)議したが、素晴らしい人間関係だった」と語る。